5月の映画

今日もお越しいただきありがとうございます。お元気ですか?なんだかシューイチなブログになってますね。ブログは読みたい人が来て、誰が来てるのかわからなくて、でもやさしい人もいて、何人かに一人が拍手やコメントを残してくださって、心穏やかにブログを綴り続けられる幸せを感じるこのごろです。

今年度の前半は今までで一番、自分史上掛け持ちしてやっていることが多い数か月なのでいろいろしわ寄せがきます。日々の家事をこなすことすらできてない私なのになあ(笑)

そういう時はもう割り切って、いままでやっていなかったんですが、洗濯は電気代覚悟で洗濯機の乾燥機や浴室のカワックを使ったり、献立と食材の宅配サービスを増やして対応しています。最近その食材や生協に注文するのも忘れてる時があって、注文する日時をなるべく一定にして一気に頼んだりするようにしています。最近はガス乾燥機単体も欲しいなあと思うけど、そこまではなかなか。でも洗濯物を干すの時間かかりますよね。旅行とかに行くと日本のホテルとかには乾燥機おいてあってよく使いますが、タオルとか結構ふかふかなのでいいなあと思います。

仕事を減らして自分で手間をかけるか、仕事で稼いだ分のお金で解決するか。どちらにしろ女性がバランスよく生活をやっていくのはまだまだな日本な気がします。理解ある協力的な夫がいてもやっぱりまだまだじゃないかなと思います。

で、ドラマも見始めたものがあるのはあるのですが、1話で止まっています。

なので、今回は映画のみ。

こちらはたまたまついてたテレビのスターチャンネルで見れました。

All is Wellをもじって、このタイトルな訳ですね。2018年の作品です。


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シェイクスピア映画で頭角を現したケネス・ブラナーがついにシェイクスピア本人を演じた映画です。引退したあと、家族の元に戻った晩年を描いています。実際には細かいことは不明らしいですが、残っている記録をもとに、こうだっただろうという想定でのお話です。

年上の女房にまたもやジュディー・ディンチ、訪れる貴族にイアン・マッケラン。実際にはこの二人はもっと若いはずですが、それをも押してこの俳優さんにという意気込みが見えます。

私が面白いと思ったのは、ピューリタンという存在です。ロンドンではもっとだったろうけど、ストラトフォードでもすでにピューリタンの影響が影を落としているのだなあと思いながら観ました。世界史で習いましたけど、忘れますよね。複雑だし。

ピューリタン清教徒革命に至るルターからユグノーの流れを組む、キリスト教プロテスタントが厳格化した(Puritanという言葉からも想像できると思いますが)宗派で、最終的に当時のイギリス国王チャールズ1世を処刑するにまでいたることで有名です。ピルグリムファーザーズと呼ばれる人たちは勢力を伸ばす前のピューリタンで、弾圧を恐れてメイフラワー号でアメリカに渡ったんですが、アメリカでもイギリスでも、厳しい戒律を持ち、演劇などは格好の標的になったと言われています。ピューリタリズムという考え方は見えないところまで、いまだにはびこっていると思います。特にアメリカ。複雑なのでまとめるの難しいですね(汗)間違っていたらご指摘くださいね。

当時演劇は女性が演じることは禁止されていて、女性の役は少年俳優が担っていました。ご想像できると思いますが、そこで生じる少年演技から生み出される倒錯は戒律の厳しいピューリタンにとっては許されることではなかったわけですね。

シェイクスピアは奥が深すぎでまだまだ浅い理解の私ですが、LGBTQのかけらもなかった時代にあらゆる人間の業を絡めて生み出された作品たち、いまだ生き残っている理由がわかる気がします。

偉大な作家へのオマージュとしてケネス・ブラナーが捧げた映画です。
私は建物からインテリア、庭の風景、衣装まで釘づけで見てました。ストラトフォードは昔一度だけいったんですが、着いた時にはアン・ハサウェイの家もなにもかもしまってた時間で残念でした。また行く機会があれば是非訪れたいと思っています。
 

お次はNetflixの新作。原作が大ヒットした時に聴いていて、内容わかってのミステリー物はどうしても面白みが減るのはわかっていますが、配信されてすぐに観ました。


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 「魔法にかけられて」の純粋無垢な明るいプリンセス、ジゼルを演じたあのエイミー・アダムスの体当たり演技です。あの複雑なプロットをどうまとめるのだ?と思いながら観たんですが、ちょっと無理もあったような。でも映画だけなら十分楽しめるサスペンスです。

心を壊してしまった女性が、これまたここまでひどい目に遭うという、畳みかけるような設定に原作ではちとうんざりした部分もありましたが、映画は短いのでそこまで深堀できないので、かえっていいかも。原作を忠実に再現したNYの住宅街の中はイメージ通り。ついでにキャストもイメージ通り。お金かけれるからこれが実現可能なんですね。主人公級の俳優が脇役で出てくる。

それと、こういう筋立てはアメリカならではの筋だなあと思います。貧乏性の私は「こんな豪邸に働かずにこもれるなんてどうなってるんだ?」なんて思ってしまうんですが、アメリカでは医療費もバカにならないだろうから、医者であること自体が違うのかなと思ってしまいました。

原作は2,3年前なので、もう一回詳細を確認しようとaudiobook聴き直しました。

 表紙が映画タイアップになってました。これの前にもサスペンスを聴いてたんですが、そちらもこちらも「不安定で、あてにならない主人公の視点」で話に揺らぎを作る手法のお話だと思いました。主人公が信じているものが果たして事実なのかと疑いながら読者は読んでいくので、どんでん返しに効果が生じるというもの。このお話は捻りが半端ないので、ラストは予測不可能です。2回目は事の顛末をわかって聴いていくので、再聴、再読は普通の小説よりも面白みが激減しますが、このエピソードをなぜそこで入れていくのかとわかりながらなので、それを私は楽しみました。作者自身も最後のインタビューで、従来とは違う「ゴーン・ガール」を代表とするミステリーに触発されたと言っていました。

聴いてる途中は暗くなりますが、著者ご本人も鬱経験者で、人間の心を回復させていくプロセスにのっとって書かれてもいるので、ある意味救済があるとも言えます。

たったの2本だけですが、一応5月も観れました。

映画っていいですネ~。

それではまた!

読んでいただきありがとうございました。

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