今日もお越しいただきありがとうございます。お元気ですか?
英語4技能が見送りになって、
「じゃあ、スピーキングとライティングやらなくていい」
「入試は以前の形のままでいくから、とにかく訳せるようにならなくちゃ。」
「企業と癒着がなくなってよかったよかった」
「官僚の鼻をあかせた」
とかいろいろあると聞きました。
私がいろんなところから聞いている話は、
また違うものです。
英語4技能は単に見送りなだけであって、英語のテスト自体は変えられていくので、スピーキングやライティングの採点をやるのは難しいだろうけど、この2技能に力をいれる方向は間違いないです。だからと言ってリーディングとリスニングが軽くなるつもりもない。
だってそうじゃないと日本人このまま英語できない→国際的に活躍できない。ですよねえ。
入試問題もすでに変わりつつあるので、変わることは必須。
企業との癒着とかは、今に始まったことじゃないし。
それに、そもそも英語を変えようとしているのは、誰なんだ?となります。
日本はどうも変な国で、
物事を変えるのがとても苦手。誰が国を動かしているのかわからない状態で、トップダウンでものがきまる風潮があります。でもその中に責任の所在があるようでない。大学も文科省にひれ伏して、高校も大学入試に合わせるために中学校でやってることのカバーをする。中学も4技能だと言われて英語で授業をしないといけない圧力があります。だから政権がなんとかしてくれてるか。そうなんですか?
なせ国公立大学が合併したり、疲弊しているのか。私立の勝ち組があるのか。なぜですか?独立行政法人ってていのいい、予算切りではないのですか?こんな状況でいい教育が本当にこの先出来るのですか?なぜ先生の質が低下しているでしょうか。ハラスメントは今に始まったことじゃないですがね。
周りを見て日和見主義でうまく切り抜けながら、変化していく風潮があります。
英語の資格試験の条件も、各大学が挙げているCEFR数値をよく見たら、すでに骨抜き状態であることに気が付いている人もいるはず。
30年も40年も前の教授法でまかり通っている英語教育もありますが、その良さを生かしつつ2技能を入れていかないといけないのは、もうすでにみなさんわかっています。
一番大事なことは、
子供たちです。
これで一番影響を受けているのは、
子供たちです。
あれこれ言うのは簡単です。
現場では、どんな状況になっても対応できる英語力をつけてあげることが大事だと日々奮闘している先生だっています。
自分もその一人だと思っています。
大事なことは、とてもシンプル。
子供たちに未来をあげるためにやっているという本来のシンプルな目的に少しでも沿うように大人たちがしてあげないといけないことは、
批判ではなく、行動です。
子供たちのために、どうか行動してあげてください。
目を輝かせて英語を好きになってくれる子を増やそうと、その光を消さないように。場末で奮闘しているしがない非常勤講師のつぶやきでした。
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