audibleを聴こう

今日もお越しいただきありがとうございます。今日も慣れるためにKindleとキーボードを使っていますが、JIS規格じゃないものをわからずに購入して、英数と漢字の変換キーがわからず、苦しんでいたら、子供が調べて教えてくれました。ありがたや。 

「angelさん、どうしたらaudilbeストレスなく聞けるようになります?」というご質問はけっこう受けてきました。海外に何年も住んでいらした方もご苦労されいたという例もありました。読むのは自分のペースで読めますが、audiobookは容赦なしに過ぎ去っていくのでいったん迷宮に入るとわからなくなる確率が高いのも確か。

audibleで躓く人も結構多いので、書いてみることにしました。

まず大前提ですが、英語の小説をある程度読んだあとでないとハードルは高いと思います。

でもなんとか皆さんにaudibleの世界を楽しんでいただけたらと思い思い付くまま書かせていただいています。

キーワードは

「気に入った作品を何度も聴いてみる」です。それか以前から何度も書かせていただいているのですが、「チャプターごとに聞き返し」「最初のチャプターを何度か聞いて把握してからすすむ」です。

ヤングアダルトの作品で一語ご質問をいただいたので、やっぱり把握しにくいものはちょっと語彙やレベルを落として聴きやすいとおもったものを聴いたほうがいいとも思います。たとえば、これは私は超聞きやすかったです。

The Hate U Give Collector's Edition

これらは何かしながでもすっと耳に入ってきたので、お勧めできるものの一つです。ヤングアダルトの中でも群を抜いていると思いました。なんともいえないキュートな黒人の女の子の独特のアクセントに惹かれました。ゆっくりなののもいいです。Podcastで作者がインタビューを受けていたのをこの間聴きました。

もうひとつ似たようなものを実験もかねて聞いてみました。

Everything, Everything

これは上のものより若者言葉やスラングが少なくてやっぱりわかりやすかったです。登場人物が限られるのもポイント。

で、ヤングアダルトに絞ってこれらも聴いてみました。聴いた順番は覚えてません(汗)

13 Reasons Why

これはNetflixでドラマ化されてますが、それでまたアマゾンに浮上してきたときに聴きました。3つの中ではこれが一番ストーリーがとりずらかったです。自殺した理由を延々と述べていくのですが、独白バージョンが多いわりに気がそがれました。

たしかご質問いただいた方はEverything,Everythingはすっと入ってきたと書いてくださっていたと思います。

そう、物語によっては入りにくいものがたくさんあります。私の場合はノンフィクションでよく躓きます。ノンフィクションはたいていは紆余曲折や盛り上がりがないので、聴き落とすことも多い。

これは、ご本人が語っているので、すごく入ってきました。コメディアンなので超盛り上がる。

Born A Crime: Stories from a South African Childhood

アンカーマンの時のニュースの弾丸トークよりもっと聴きやすいです。

わからなくなるのは、いろんな理由があると思います。

まずは英語のレベルは大前提。映像の助けもなしで聴けないといけないので、難易度は高くて当たり前です。audibleは本の朗読なので覚悟も必要。

それに、語彙力が決定打です。聴いて意味が分からないといけない。ボキャビルをするだけで、実は読むのも聴くのも楽になる。単語ばかり覚えていても読む作業をしなければ全く意味ないですがね。

私もきいていて「これの意味覚えたけど忘れた」なんて単語はしょっちゅう出くわします。できるときは手を止めて調べたりもしますが、多くが副詞である場合が多いので、前後で意味がとれてしまう場合も多い。たくさん聞いていると、コロケーションで同じ単語とペアで出てくることが多いので、プラス、マイナス、や誇張ぶりが大きいというイメージで聴いて、意味を取っているのだと思います。熟語の定義をはっきりと言いかえできなくても何をいっているかわかるという理解の仕方は日本語でもありますよね。それが起こっていると思います。それいちいち調べてたら読めも聴きもできない羽目になってしまいますしね。

語彙力はあくまで想像ですが、15000語を超えると少し楽な感じになるのではないでしょうか。お友達の方もそんな感じなので、15000語としときます。ということは、1級の語彙を超えていると少し楽になるという図式が見えてきますよね。

あと、森を見る、木を見るとたとえられる両方の力のバランスが必要だと思います。一つ一つのセリフや描写に注意を払いながら物語の全体像を見渡す力。ここで、設問から選択肢を選ぶとかじゃないので、あんまり構える必要もないし、登場人物を把握しながら、セリフの意味に「あれ?」と思っても、違う場面で「ああそういうことか」とわかる仕組みになっていることも結構あります。「あれ?」を多く体験するということは、それが自分のレベルに合っていないともいえると思います。

そのレベルをあげるには、英語力そのものをあげる必要がもちろんありますが、このところ提唱している「多重聴き」でも随分くっきりすると思います。前回はちょっとぼんやりしていたところがくっきるする感覚が得られます。前回はわからなかったところが今回はわかるというのは勉強の王道ですからね。ただ、繰り返しに耐えうる物語に出会えることが条件です。

そしてそれは手っ取り早い方法でもない。だって、audibleは10時間ぐらいが平均ですから。映画よりドラマより長丁場です。今はみな短絡的な風潮があるので、映画も短いのも増えたし、ドラマが大流行りだし、すぐに答えがわかる短答式に飛びついてしまうので、特に日本ではテストが主流だし、そういう意味でもこういうやり方は主流じゃないかもですね。

そして、自分の好きなジャンル、背景が取りやすいものであることも大きく左右します。興味のないものはどうしても理解度が落ちるのは試験問題でもおなじですものね。私は今年度はずっと入試問題の読解問題を授業で取りあつかわないといけないのですが、健康ネタとかだと設問読んで答えがわかったりするのもあります。それもちょっとなあですねえ。

苦手分野とかだと、不正解なんてのもあります(汗)あはは。でも教材を読むのも生徒に解かせている間に必死に解くというような自転車操業な1学期だったので、お勉強してる余裕もないのが悩みです。じゃあ、ブログ書いてる時間はあるのか?いや、ちょっと夏休みモードなんですって。

あと、なんでもそうですが、多読と全く同じで、量をこなすことで聴けるようになってきます。なので、「楽しく」することが大前提だと思います。お勉強になるとこの手のものは挫折する確率が高いです。

多読の方法で冊数や語数を数えたり、競うのもある意味いい励みにはなると思います。でも実感しているのは、それを超えないと聴けるようにならないかも。です。いろいろ言われることも気にせず(むっちゃ気にしたけど)突き進むことです。競争をすると、モチベーションを保ったりと、いいこともありますが、悪いこともたくさんあると思います。私の場合はその保てるモチベーションも案外持たなかったりします、先に疲れちゃう。

それを気にしない境地に達するぐらいやってみることです。

それはどの道をたどっても同じですね。

なんとか持ってるKindleを使いこなしたい私です。間違いあったらすみません。

読んでいただきありがとうございました。

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