英語読書日記22(耳読書No.15) Fall of Giants


Fall of Giants
Fall of Giants [ペーパーバック]
Fall of Giants: Book One of the Century Trilogy [Kindle版]
日本アマゾンのリンクです。
実際はUKアマゾンの
http://www.audible.co.uk/pd/ref=sr_1_1?asin=B005F03KAW&qid=1371725598&sr=1-1
5E4Iでunabridged版をダウンロードしました。USアマゾンでも同じものがダウンロードできると思います。

Author:Ken Follett
When:June 1st ~ June 20th 2013
Category:Fiction
Pages:  865 pages (30 hours and 43 minutes
)

Total recommends:★★★★★
Difficulty:
★★★☆☆
Story:★★★★☆
Can't-sleep-degree:★★★☆☆
Romance-packed-degree:★★☆☆☆
Adventure-packed -degree:★★★☆☆
Mystery-packed-degree:☆☆☆☆☆

英語読書累計 10029 pages  

怒涛の30時間
イギリス版大河ドラマならこれっきゃないでしょの骨太ドラマ

終わりました~30時間。PBなら2冊に相当します。ぜいぜい。実は週末までかかると思っていたんですが、子供の塾への途中で終わって、運転しながら耳があいちゃったのでちょっと損した気分でした(笑)

ものすごく骨太のお話と書いたんですが、この人にかかると第一次世界大戦もまるで昨日のことのごとく目の前にダダーンとドラマが展開します。

以前の作品でも同じことを感じたんですが、描き方がすべて個人的な展開なんです。ものすごく主観的な視点で、たくさんの登場人物のそれぞれの主観をさらけ出すので、それが絡まって客観的な史実に非常に入りやすい扉をつくってくれて、入っていける感覚で読み進めます。

イギリスのお話をよく読む私なので、どうしても第一次世界大戦第二次世界大戦の時代のものにも出会う確率は高いです。その中でもこれは群を抜いてドラマドラマしています。大河ドラマと昼メロを足して割ったような感じもあります(笑)舞台はイギリス、ドイツ、ロシア、アメリカ、たまにパリもありなんですが、それぞれに現地の主人公たちがいて、そのエピソードが交差する形をとっていて、その登場人物達のそれぞれの生や性が描かれていくのでメリハリあるといえばありますな(爆)

登場人物の視点から戦争や階級制度を見るので、それが本当に面白さを増しているんだなと思いながら聴きました。

英語は読みやすい部類のものだと思います。短いスパンで舞台が変わるので最初は登場人物の把握に奔走する感じですが、そこを過ぎると楽です。audibleはゆっくりな方なので聞きやすかったです。ウェールズ訛りや、コックニー訛り、ドイツ語訛り、ロシア語訛りといろんなアクセントを楽しむことができます。ナレーションは前も思ったんですが、かなり上手です。

今まで読んだこの著者の作品はこれらですが、
The Pillars of the Earth
The Pillars of the Earth [マスマーケット]
World Without End
World Without End [ペーパーバック]
これは一つ一つの読み切りともいえますが、一応2部作で完結です。舞台は中世で、二つの物語の間にはかなりの年月が流れていて、最初の話の子孫が次の話の主人公になっています。

中世の話なので、けっこう人物の描き方も今回の"Fall of Giants”とは変えてあるように感じました。中世はもっと人間が欲望に忠実。悪役はものすごく悪役です。1部が一番すごい。2部は悪役もちょっと小物な感があります。

でも、今回の世界大戦シリーズはもう少しソフトな感じです。史実がはっきりしているのもあるけど、時代が現代に近くなるので、悪徳を繰り返す設定は苦しいですからね。史実に基づいて物語を作っているので、実在した人物もたくさん登場します。それがわかるともっと面白いと思います。私は全部わかっていたかどうかは不明ですが(笑)昔無理やりイギリスの歴代の首相についてや、歴史はひも解いたことがあるので、(イギリス史でやらされた)それほどしんどくはなかったです。いやほとんどイメージだけで覚えてませんが(汗)「ほんまに、チャーチルロイド・ジョージがこんなこと言うたんかいな」と思いながら聞いてたら、最後にちゃんと説明がありました(笑)

それから、3冊読んでの感想ですが、すべてにおいて、自立する女性を必ず中央に据えています。

印象的だったのは、ラストシーンです。メイドでかつては伯爵の愛人で、彼の子供も産んだ女性がやがてMP(イギリスの国会議員)として選出されるんですが、お互いに子供を連れて国会に出向いたときに階段でばったりで出会います。跡継ぎ息子を連れた伯爵が階段の上から、メイドだった女性は階段の下から事実を知らない自分の息子を連れて。連れている子供達はおない年の異母兄弟とは全く知らない。そこで、昔ならメイドだった女性が上から降りてくる伯爵に道を譲るはずなんですが、ラストは決して譲らない。根負けした伯爵が道をゆずって、女性が階段を上がっていく。このラストシーンに込められたメッセージ。階級の差、性別の差を越えて、道をあがっていくヒロインの一人を象徴的に描いて1部が終わりました。

イギリスが舞台の部分は最初ジェフリー・アーチャのクリフトンクロニクルと重なりました。読んだ人はお分かりですね。そのうち「あ、やっぱケン・フォレットやし」となります。でもロシアが舞台になると、おばちゃんはどうしても池田理代子の「オルフェウスの窓」や「女帝エカテリーナ」が頭に浮かんでしまって(笑)「ボルジェビキ」とか「ツァー」とか「ラスプーチン」とかもちらりとセリフで出てきたりするんですが、ロシア革命のイメージがあれから来るというミーハーな私ですみません(汗)

またテレビドラマになるかも~。「大聖堂も」も2部ともなりましたしねえ。

"Fall of Giants”は1部なので、2部の"Winter of the World”で完結。実は続きも以前にaudibleでまとめ買いしてあるんですが、長いですからね(笑)とにかく1000ページ近い。これ本で読むとかさばりますよね。読むとしたらKindleがおすすめです。audibleならエアー状態(笑)会員価格で購入してるので、コスパは最高ですがね。

でも、ちょっと違うのきいてからにしよう・・・。長い・・・。

次はBBCラジオ聞いてる時にたまたま知っている作家のインタビュー特集で、読もうかどうか思っていた作品の著者が出演していたので、ベストセラーでもあるその作品を聴こうかなあと思っています。他にもけっこう笑えそうなコメディ見つけたんですが。うーん悩むなあ。

今日はほんとは前回の記事にいろいろコメントをいただいたのでそれを書こうと思っていたんですが、audibleを聴き終ってしまったのでこちらを先にUPしました。コメントありがとうございました。

どうも週の半ばは疲れて夜はなかなか英語がはかどらない。眠気が勝ってしまいます。最近は愛犬ピノちゃんをだっこしてウトウト。骨折してからじっと抱かれることにちょっとずつ抵抗がなくなってきて、二人で寝ていることも出てきました。結構癒しの時間です。でも目を離せないので英語の時間がまたなくなってるんですがね。

明日は台風来ないみたいですね。いや来たらお休みなので、生徒の気持ちになってしまういかん先生です(笑)

今日も読んでいただきありがとうございました。
明日もがんばりましょうね!

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