今日は小ネタ集。
高校で英語教えてると、いろんなことに出会います。最近は「英語で何ていう?」「これって正しいいい方?」「文法的にはあってても使う?」といろんな疑問がわいてきます。
さて、今回は「通訳する」です。
通訳するはinterpret
で、翻訳するはtranslate
これはみなさんもちろんご存知。
でも、これも有名な話で、日常で「通訳する」はふつうtranslateを使う。
英語で会話してる時に、英語話せない人との仲介をする時に、英語ネイティブスピーカーの人にいつも「それ訳して」と言われる時、私の数少ない経験の中だけど、彼らは必ずと言っていいほどtranslateを使います。この間もずっとイギリス人にtranslateと何度も言わました・・・。interpretは一度も出てきませんでした。
随分昔に英語ネイティブスピーカーの友人に「interpretってのは使わないの?」と聞いたことがあるんですが、
「ええ?そんなたいそうないい方しないよ。フツーtranslateだよ。interpretってのは大きな会議とかでヘッドホンつけて訳してる人しか使わない」
それからずっと私もtranslateを使っていました。interpretだと変な顔されることもあります(笑)
interpretというとこういうイメージ

ニコール・キッドマン演じる国連の美人同時通訳のヒロインですな。アフリカ出身で現地の少数言語を操れる役柄。
でも、この間授業で、「イタリア語が話せたら、通訳してあげたいけど」みたいな日本語を訳さないといけないくて、テキストの解説にははっきりと
「translateは不可」と明記していある・・・。会議通訳とか同時通訳のシチュエーションとは限らない設定のものです。
思わず授業では「一応答えはinterpretとしとくけど、日常会話ではtranslateが使われることの方がかなり多いんだよね。でもinterpretで統一しとくわ」としました。く、苦しい。なんでだめなのか説明できないとちとつらいのだ。
辞書ではtranslateも「通訳する」という意味が入っているのもあります。英英辞典にも載ってました。、英和も大きな辞書には「通訳する」と書いていある。
逆にinterpretは受験英語の英文解釈でよく出てくる動詞です。「解釈する」という意味で。
使い方があいまいになってしまっているとも言えるのかもしれないんですが、translateをペケにするってのもなんだかなあ。実際にみんなが使ってるのをそばで聞いてきただけに・・・。
うーん。
ネットで調べると二手に分かれていました。通訳者、翻訳者の人はきっちり分けている人が多い。そりゃそうか。
思わず、もう一回英語ネイティブスピーカーの先生に「interpretって使う?」ときいたら、
「同時通訳という意味の時以外は僕はほとんど使わない。」言われました。
言葉は生き物。
さて、あなたはどっちを使いますか?
求ムご意見。もしくは、よろしければお知り合いの英語ネイティブスピーカーとか英語の達人に聞いてくださーい。
仕事に戻ります(涙)
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