お子さんと一緒に英検を受験して面接で英語が口について出てこなかったとのこと。すばらしい!お子さんはそんなお母様を持って幸せです!
どうやったら英語が少しでも口について出るのかをお知りになりたいのかを聞かれました。あとは引用させていただきますね。
「基礎英語2・3をウォークマンで聞き続けること1年、英検2級の過去問も筆記は9割とれていたので、漠然と面接もなんとかいけるのでは?との慢心があったのでしょう。 音読等声に出すことは全くと言っていいほどしていませんでした。 angelさんがあれほど、読むべし読むべし読むべし! 音読loveとおっしゃってるのに…。
次回の英検では絶対に二次試験に合格するぞとおもっています。
どういった勉強をすればよろしいでしょうか?ヒントをいただけるとありがたいです。」
いや、「音読love」を書いてくださったのが受けちゃって、結構たくさん引用させていただきました。すみません。
文からわかる範囲で考えてみますね。
基礎英語を1年聞き続けるのは王道だと思います。音声と習うべき文法や表現が網羅されているので効率もいいです。とった方法は間違っていないです。お金もかからないし素晴らしいですよね。
問題は、ご本人も書いてくださっているように、口に出して練習をしていないことが決定打だとわかってらっしゃると思います。
Outputがあれば申し分ない。いや、外で「チナッティー!」(聴いている人はここで笑うはず)とは叫べませんしねえ(笑)
何をすればいいかはもうお分かりですね。基礎英語で充分だと思います。あれは会話文になっているので、定型文をそのままがっぽり入れられます。大人の人でちょっとつらいなら、他のラジオ講座や教材でやさしめのもののスキットに替えればいいだけ。
「でもangelはん、聴いて音読しているけど、なかなか口について出てこないよ」
私の生徒もそうです。英語で話しかけて、こちらの言っていることをわかっている子もいますが、そこから英語で答えたり、質問したりはかなりハードルが高いようです。よく、「先生どうやったら英語話せる?」と聞かれます。
そこで、誤解があると思います。「学校でこんなに英語勉強してるのに話せないじゃん」
その英語の勉強が曲者ですね。
実は「話せるようになる」レベルまで英語を蓄積してないから話せないのであって、「こんなに勉強している」は何度も書くように幻想です。
全然足りません。
どう足りないかと言うと、知識をたくさんではなく、反復が足りないということです。
例えば、基礎英語のスキットや、学校のテキストを音読するとします。何回するでしょうか?10回?いや全然足りません。10回読んだら、その英文が何もみずにつるっと出てきますか?
つるっと出てくるまでやるのが「英語の勉強」です。
それは英文を暗記して、テストで満点とるのを超えたことを意味しています。
いったんは暗記しても、人間だから忘れます。そしたらまた覚える。というより、正しいいい方は、
「暗記するほど音読する」です。もしくは「もう聞くのも、言うのもいやになるわ。いつでもスラスラその言い回しが言える」です。
例えば、私が自分でやっていて満足する音読は一つのスキット50回以上です。それ以上でもいいと思っています。生徒には音読へのハードルを低くするために、20回とか30回とか回数を減らして言いますが、100回でもいいと思っています。
それか、覚えた表現を実際に使ってみるともう忘れません。同時にoutputをする。英会話はまさにその方法ですね。でもやっぱり回数をこなさないと上達はしません。毎日が無理なら、その間に音読を入れてinputをするといった方法でやるのが私は理想だと思います。
実際に使ってみるの例ですが、この間ブログ仲間のMilkさんがご自身のブログで「実ビジで覚えたcatch forty winksという表現をネイティブスピーカーに言ったら、『そんないい方今は使わないよ』といわれました」というようなことを書いてらっしゃいました。「ほお」と思って、私の職場のネイティブスピーカーに、「ねえねえ、catch forty winksって使う?古い?」ときいたら、「私は使わないけど、言われても私はおかしくは思わない。super commonじゃないけどね」という反応でした。ここで私はcatch forty winksは覚えちゃってます。実際に会話の中で使うから。
ちなみに同僚の言った”It's not super common."という表現が気に入ったので、”I like that expression."と言ってから、ほかの場面で”Isn't it super common?"と使う。そうやって表現を取り入れていく。
でもそういう機会を持つことの方が少ない場合は疑似で作り出すしかないです。だから声を出して読んだり、何も見ずに言ってみたりする。
私も四六時中こうやって会話をしているわけではないので、そのチャンスがあるときにつるっと出てくるために
音読をして脳を活性化しているわけです。英会話ばかりでもいいかもしれませんが、私は脳を活性化してくれる感覚にしてくれる音読を挟むのが好きです。ある程度のinputも大事だと思ってるから。音読をよくやった日や、翌日はけっこうすべるように英語が出てくるような気がします。覚えて、忘れて、また使って覚えての繰り返し。言葉ですから。日本語で言えば、普段使っていないようなことわざを使ってみるのと似ていますね。
その状況をご自身の好みややりやすさに合わせてオーダーメイドで環境を作ればいいと思います。何か一つに取り組んでいくとおのずから型ができてきます。その型を作る前にやめる人が多いのが現状ですね。そこをなんとか耐えてやってみる。
声に出して読むべし!言うべし!ですね。え?もういいって?(笑)
とういうことで、今使われている基礎英語か、中学校のテキストや何か定型文を口に出して言う練習を重ねればあっという間に面接はできるようになると思います。お子さんが恥ずかしがらなければ、一緒にロールプレイをしてもいいかも。テキストはやりやすくて覚えやすいものでもいいと思います。CDと一緒に口に出すことが大事。もうお読みになってるかもしれないけど、こんなのもUPしましたよね。

一億人の英文法 CDブック (東進ブックス) [単行本]
私は昔これのシリーズを数冊しました。

起きてから寝るまで英語表現700 完全改訂版 [単行本]
例えばとして挙げさせていただきました。ご自身の気に入るものをこれと決めたら、それをとことんがキーワードです。私は昔、車のなかでこのシリーズを何冊か音だけで同時に一緒に口に出るまで耳から覚えました。何百回も聞き込みます。それが血となり肉となります。
何度も書いていますが、もしやりたいテキストがあったら、それを1冊やりきることです。いろんな工夫をして繰り返しやればさらに効果が上がります。ここでもったいない例は「テキストの浮気」「勉強法の浮気」です。繰り返しが大事。
「もうこのフレーズ飽きるほど喋ってるわ」ぐらいの感覚を持つぐらい使ってはじめて自分の言葉になります。
私がいくつか生徒に言う定型文があるんですが、「一に復習二に復習、三、四がなくて」までいうと、
生徒が一斉に「五に復習」と言ってくれるまでに(笑)
え?最近は新しい定番、「音読Love!」と勿論叫んでますよ(笑)
ちょっとは参考になるといいのですが。自信を持ってくださいね。応援してます。次は大丈夫ですよ。
おまけ

ピノ通信:子供と習い事から帰宅したら、布団から顔を出してお出迎え。普段はこの布団の中に入り込んで寝るのが習慣になってきています。よく見ると仰向けに寝ていたり、「お?これはお尻?」と思うと目があいて顔だったりでびっくりしました(笑)しかしものすごく遊んで欲しそうにしてるんですが、ほっとかないといけない。最初が肝心だそうです。呼ぶとみな心を鬼にして無視してるので、あきらめてまた布団にもぐっています。娘は触りたくてしかたないんですが、日曜日までは我慢です。
いや、すみません。英語に関係ないですね・・・。日記代わりだし、お許しを。
今日も読んでいただきありがとうございました。
明日もがんばりましょう。
(私も勉強しましょう。)→今からできるかな(汗)→できないに500円。
お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。