
The Midwife's Confession
Author:Diane Chamberlain
When:January 13th ~ January 26th 2013
Category:Mystery
Pages: 425pages (kindle 528 KB )
Total recommends:★★★★☆
Difficulty:★☆☆☆☆
Story:★★★★☆
Can't-sleep-degree:★★★★☆
Romance-packed-degree:★☆☆☆☆
Adventure-packed -degree:☆☆☆☆☆
Mystery-packed-degree:★★★★☆
英語読書累計913pages
この本はミステリーをよく読んでいらっしゃる方で、いままでもいくつか参考にさせていただいていて、ブログですすめていらしゃったので、手にとってみました。その方もおっしゃる通り読みやすい本でした。
昨日のうちに読み終わったんですが、子供とチェスの勝負をしていてこれを書く時間が確保できませんでした。結局負けました~。アマチュアで基本的なルールでやっているのですが、このところ娘が連勝。でもあまりに次の手を考える時間が長いので(ホントのチェスは時間制限があるはず)、この本の最後5%をチェスをしながら読み終えました。子供がじっと手を考えている間に読む、どこまでも隙間女(笑)子供も「ママ本読んでてもいいよ」と言ってくれたのはもしかして戦略か?(笑)でも子供と共有する時間を確保することのほうが大事ですからね。
さて、本来の本の話にもどしましょう。
読み始めてどうしてもやるせなかったのは、主人公の女性の一人の自殺から話がはじまったからです。だからあんまり気分よく読み進めませんでした。過去の重荷を抱えきれなくなった故の決断の自殺のあと、友人たちが根ほり葉ほり彼女の過去を暴くという構造に「そっとしといたりいや」という気分になりながら読み進みました。それだと話が始まりませんが(笑)「ちょっとナイーブやなあ」と読んでいましたが、でも最初から謎が作られ、暴かれていくという順序なので、ミステリーとしてはかなり読み進められる構造なのに、「ちょっとなあ」なんて半分ぐらいまで読みました。でも私はミステリーは辛目なので、これは面白い方だと言えます。
でも後半でそのネガティブな気分はかなり薄らいでいきました。
なぜなら、どんでん返しがけっこう多いから。これは、ページーターナーであるのは否めません。どんでん返しに対しては「ええ!そうくるか!」という展開に無理があまりない。設定にはちょっと無理があるとこもありますが。そういう意味と、あまりの英語の読みやすさに★4つにしました。
お話はミステリーとしても読んでも十分ですが、犯人捜しのミステリーとは違う趣向です。親しい人たちの間で今まで深く静かに眠っていた偽りがじわじわを浮き出てきて、登場人物たちがみなそれぞれに悩み苦しみながらも、あがきながらも現実に向かい合うというお話です。
出てくる女性全員が何かしら苦しんではいるものの、自殺した女性に対してはちょっと救いがないのがかわいそうだなあというのが私の素直な気持ちですが、(それが作者の狙いかも(笑))でも前半でいまいちだった割に読了感はさわやかです。確かにこれは読みやすいですしね。赦しのお話でもありました。私は絶え間なく非道な殺人が起こって主人公が難なく謎を解いていくような話よりやっぱり女性の視点で、女性の内面を上手に描いた話の方が好きだなあと思いました。これも最後にはやさしい気持ちになるラストでよかったです。ちょっと贅沢ですが、どうせなら、死者に対する他の女性のもうちょっと深い内面を描いてもらってもよかったかも。
これを読んで思い出したのはやっぱりこれです。

Before I Go to Sleep
この本ほどインパクトはないにしろ、謎の出てき方ももっと素直なので違うといえば違いますが、殺人事件ではなくて、女性の過去が明らかになるし、話が最初から停滞せずに読み進められて、読みやすいという点では近いと思います。
話の主観、客観がちょっと面白い構造でした。語り部が変わるんですが、ほとんどは"I"で語られる中、"She"になる部分があります。その効果が面白かったです。英語は先に触れたように会話文も多いし、読みやすいので「読みやすい」カテゴリーに入ると思います。英語の難易度は★1.5個といった感じですが、合わせて一つにしときました。
さて、次は予告していた通り、「PB音読破」にかかりたいと思います。今まで1冊をまるまる音読したことがあるのはこれです。

Man and Boy
ブログを書くもっと昔にやりました。多読がはやり始めたぐらいのころだと思います。(よく覚えていない)これはイギリスに行った時に空港で自分のお土産に買って帰って積読だったものを音読しました。セリフがおおくて、イギリスらしくて(TVドラマにもなったようです。)面白かったです。ブッカー賞とってたか、ノミネートされた作品だったような気がします。
でもその頃と自分に与えられた時間が違うので挫折のないように児童書を選んでみました。隙間女ですもんね。

Castle in the Air
有名な「ハウルの動く城」の続編です。これは★1つであることは間違いないですね。字も大きい。私は英語教師でもあるので、たまには自分の教え子に読んでほしいような本も読みます。すなわち英語読書を始められた方対象のものでも読むということです。え?趣味に走りすぎてるとこもあるって?まあ、そうかも(笑)緩急をつけてやさしめや難しめを混ぜて読むといいのは多読でも知られていることですね。今回は時間のかかる音読ですしね。
私の子供はすでに日本語訳で読んでいて、ネタバレしようとするので必死で止めています(笑)ハウルはすでにアニメも英語の原書も読んだことがあるので、一応続編のこちらにしました。(ハウルのはアニメと原書はまったく別ものとして考えたほうがいいです)これ、学校の図書室にあったので、借りてきました。返却期限という締切があるとなお進む(笑)これにAudibleを聴きながらしようかなと考え中です。どうしようかなあ。すぐ実験を始めちゃう私です。まあ挫折するかもしれませんしね。
今日は英検当日ですね。受験される皆さんは120%の力を発揮できて、栄冠を勝ち得ていただきたいです。そして是非一緒に英語読書楽しみたいです。頑張ってくださいね。
やった努力の分だけあなたの力になっています。自分を信じてくださいね。
読んでいただきありがとうございました。
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