英語読書(耳読書No.52)日記 The Language of Flowers (Audible)

Language of Flowers
Language of Flowers
Author :Vanessa Diffenbaugh
When: December 17th ~ December 22th 2012
Category:Fiction
Length:10 hrs and 53 mins(338 pages )


Total recommends:★★★★★
Difficulty:★★★☆☆
Story:
★★★★★
Can't-sleep-degree:★★★☆☆
Romance-packed-degree:★★★★☆
Adventure-packed -degree:☆☆☆☆☆
Mystery-packed-degree:☆☆☆☆☆

2012年読書合計97冊目 (目読書+耳読書+裏読書)

目読書に引き続き、これも当たりのストーリーでした。ああ、物語っていいですねえ。長い苦しみの果ての赦しと癒しの旅を10時間ほどお供させてもらいました。

里親の家を転々とする年月を繰りかえしていた孤児であるVictoriaが9歳になった時に引き取られた家はブドウ園を営むElizabethという女性の家だった。そこで彼女は初めて家族らしい扱いを受け、少しずつElizabethに心を開き始める。彼女のもとでVictoriaは花言葉を覚えるようになる。

Elizabethにはたった一人の姉がいたが、あることがきっかけで絶縁状態だった。Victoriaと暮らすうちに、彼女は姉と和解を望むようになる。そしてVictoriaを正式に養女として引き取ろうとしていた。しかし、彼女はかたくなな姉の拒絶に疲れ果て、Victoriaの親権をとることをあきらめてしまう。ショックを受けたVictoriaがとった行動で、VictoriaはElizabethと離れ離れになってまた再び孤児となってしまう。やがて彼女は18歳になり、行政の手を離れ独り立ちしなければならなくなった。

これはベース「哀しさ」が漂うお話でした。家族を知らない孤児の女の子が、やっとつかんだ家族の形が目の前でいとも簡単に崩れ去っていく経験をし辿る道をともに歩むような形で聞きすすみます。後悔と孤独とともに大人になった彼女。でも人に愛された経験は最後の里子の1年間だけ。それが彼女の持ちうるすべてで、それすらも失った彼女には、人を愛することも、愛されることにも、失うことへの恐怖感が伴ってうまく行きません。そして彼女をずっとその先で待っていた新しい形の家族に向かって自分から歩みだすまでの軌跡を丁寧に丁寧に描いたお話でした。

なんともうまいのが、微妙に揺れ動く主人公の気持ちがとてもうまく描かれていることです。花言葉がうまく使われていて秀逸。はかなげな雰囲気が作品全体を包みます。昔少女マンガが好きだったおばちゃんにはこの世界はたまりません。みな何かしら影を抱えながら懸命に生きている。最初から「お願いだから、幸せになってね」と思いながら聞きました。

最後に「根っこを持たない私がこれから作っていく家族」と終わります。家族とは、愛情とはというテーマが静かに切々と流れています。血のつながりではなく、それはお互いが作っていくものだということを再確認しました。家族であろうと、なかろうと、人間の信頼関係は心が作るもの。それに甘えていては血のつながりさえもはかないものなのだと。

アメリカはフォスター制度が日本よりもしっかりしています。でも問題は山積み。どんな国でも、一人でも多くの子供たちが心がすさまず、愛情を注がれて育ってほしいと聴いていて思いました。

英語はネイティブにとってはナレーションがいまいちという評価でしたが、ノンネイティブの私にとっては聞きやすかったです。多分ゆっくりだったから評価が低かった?よくわかりませんが、ゆっくり目なので耳で追いやすかったです。難しさを★3つにしたのは、とにかく花の名前が連発されるので、花の名前であることはわかるんですが、もちろん全部の花は頭に浮かびません(笑)その分★を1つ増やしました。お花の好きな方ならきっとこの話はもっと魅力的に感じると思います。

ということで予定通り今週中に97冊達成しました。でもこれからがなかなか。冬休みなので、通勤時間の時間を利用してしていた耳読書の進みが悪くなります。でもせっかくここまで来たのでやり遂げたいなあ。

しかし、来ていただいた方には読書日記ばかりで申し訳ないような(汗)もうはっきりとハテナシリーズとは評価が違いますもんね。コメント欄も無駄かなあ。すみません。

でも読書日記も細々とこのブログの主軸の一つとしてロングランなんですぅ。お許しを。読書から得られるものはやっぱり自分の中で宝物になっていく経験を今しています。

読んでいただきありがとうございました。

今日は疲れがどっと出て、昼からずっと寝てました。今から体を癒しに家族でお湯場に行ってきまーす。寒いとだめですねえ。皆さまもお疲れでませんように。


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