暗記と即興

もうすぐ英検2次試験ですね。このブログに来てくださる方の最初のページが「英検」なことが多いこのブログ。
つたない文を読んでいただきありがとうございます。お役に立ちましたでしょうか?

「英検」ページから卒業生もたくさん出てることと思います。ですよね?
でも、まだ卒業していない方のために、教えている授業で実感したことがあるので書かせていただきますね。

ネイティブスピーカーと二人で教えている授業の一つなんですが、前回までにあるテーマの英作文をさせました。
まずお題のアイディアと英語で書いて、ネイティブの先生が英文をチェックします。

チェックされた英文を今度は「今度これを原稿にスピーチするよ~」と予告しておいて仕上げさせます。

で、2パターンのやり方をネイティブの先生が考えていました。

①原稿をかえさずに予告なしに「今からスピーチしてね」のほぼ即興クラス
②原稿を返して「今日の授業でそれスピーチしてね」の暗記クラス

①の生徒は自分で書いた内容なので、書いた記憶がなんとなくあるだけで詳細は覚えていません。
②の生徒は手元に原稿があるのでそれを見て必死で授業まで覚えます。

さて、授業です。
どちらも素晴らしい出来でした。ネイティブの先生と「みんなすごいね!春にやったスピーチと歴然たる差!」とべた褒めしました。

でも、ここで大事なことがあります。

スピーチの完成度はもちろん②の暗記組が高い。でも内容がよく理解できたのは、
実は①の即興組でした。ネイティブの先生も「生きた英語で、文法が間違っていても、必死で伝えようとして、時にはジェスチャーを使い、内容がよくわかった。」と即興組を絶賛。

そうなんです。
言葉を覚えても、命が吹き込まれていなかったら、相手に伝わらない。きっと映画や演劇のセリフも同じじゃないかなと思います。

「自分が言いたいこと」

これがポイント。
これは英検1級の面接でも同じことが言えますね。

模範解答や、直してもらった自分の原稿を暗記してスラスラ言えるだけではだめです。
暗記するなら、暗記を超えて内容を伝えられる。アドリブ、暗記していない語彙で言い換えても言えるという条件がなければ意味がありません。

そう、「覚えようとする」のではなくて、「内容を伝えようとする、述べる」ということをいつも頭の中で意識した方がいいのです。

オンラインの先生も、ネイティブの先生も生徒に暗記をさせることを目的としていません。

常に”Don't memorize."

「自分の英語で自分の言いたいことを話すこと」を目的としています。

それには普段の自分の考え、英語のインプットが必要です。
今までの勉強してきたことが開花できるかどうかです。
暗記じゃないですよ。私の生徒がそれを証明してくれました。

英語は「使ってなんぼ」です。

いまからでも全然遅くありません、どんどん英語を使ってみてください。
その使い方は人それぞれでいいと思います。一人ぶつぶつでもいいし、日本人相手だっていい。(私は夫相手にスピーチもしました)

そして後悔のない日曜日を迎えてくださいね。

応援しています。

今日も読んでいただきありがとうございました。
明日もがんばりましょう。