英語読書日記 (目読書No.25 )Gone Girl

Gone Girl
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Author:Gillian Flynn
Period:July13th~August 14th 2012
Category: Mistery
Pages:  432
pages

Total recommends:★★★☆☆
Difficulty:★★★★☆
Story:★★★☆☆
Can't-sleep-degree:★☆☆☆☆
Romance-packed-degree:☆☆☆☆☆
Adventure-packed -degree:☆☆☆☆☆
Mystery-packed-degree:★★★★★

Kindle
2012年読書合計57冊目  忘れるので全部の合算を書くことにしました。(目読書+耳読書+裏読書)

イギリス旅行を挟んでちょうど半分ずつ読み見ました。前半と後半でまったく印象の違う作品。すごく玄人受けするような印象でした。Goneが意味深です。

夫婦ってなに?男と女って何?長ーい溝があるんだよね~。と問われているような作品。キツネと狸のばかしあいという言葉がぴったりくるような(笑)でもミステリーです。でもやっぱりどこの世界もどうも女性が強い?ああ、読み終わってほっとしました。

前半はすごく素直な展開です。結婚記念日の5周年の日に妻が突然失踪する。夫のナレーションと妻の日記が交互に出てきます。家に残る血痕。はたして妻はどこに?殺されたのか?犯人は?容疑者は?

一転して後半50%以降は「い、一体どうなるのだ?この夫婦」という様態を呈し、もうなんかどうしようもない状態へと走るんですが、その走り方がかなり迷走。しかもそれがすべて作者の計算された迷走。それがこの本の魅力のひとつなのかもしれなともとれます。登場人物の相手をコントロールしようとするその心理戦についてけない。それでも耐えて読んだのは、「最後はどうなるのだ?」の一言。エンディングに結構うなります。「ええっ!こう来るか」となりました。

ホンマに振り回されるんです。登場人物たちも、読者も。
「その腹に一物もったものいくつあんのんや?」と言いたくなるぐらい、evilでcunning。よくぞここまで書いたもんだ。

悪意で人とコントロールしようとして、コントロールできない(当たり前なんですが)。思いもしない展開が待っていてそして崩壊。でもまだエンディングが待っています。一体夫婦ってなんだ?どこまでが仮面で、どこまでが本気で、どこまで相手を束縛しているのだろうか?とちょっと考えてしまう。

この本はそのへんに存在する男女のフツ―の関係、カップル特有の儀式を「ちょっと大げさにしたら事件になった」ともとれるところに不気味さがあります。お互いに「こうあるべき」感が強くなるとこうなるよって言われてるようです。こわい~。

読んで思ったのは、何よりも怖いのは人間の悪意だなあと。そして人間は思い通りになっているようで、思い通りにならないってことですね。

ベストセラーで、話のつなぎ方に驚き、作者の頭の切れも感じたけど、読んだ後に「事件は解決した」と思わせるようなミステリーではなかったです。考えさせられる。

でも、ここまで読者を迷走させてquirkyな気分にさせるという意味ではこの小説は成功しているのではとも思いました。以前に読んだミステリー「Still Missling」もかなりショッキングな内容で「うわあ」と思ったけど、あれはこれに比べたら直球でした(笑)これは変化球。しかもかなりカーブがある。

ある意味どんでん返しがたくさんあるので、先が読めません。これは評価が分かれる作品じゃないかと思いました。

英語は★3つ半ぐらいの感じじゃないかと思いました。内容はわかりにくいわけじゃないけどそんなに速くは読めませんでした。セリフも多いけど、心理描写が多いからでしょうか。ベストセラーでヤングアダルトや、Chick Litじゃないとそんなにサクサクは読める作品は多くないってことですね。話が入り組んでるからこそヒットする理由があるんですもんね。あ、例外もありますね。この作品アメリカアマゾンで一時は1位にもなってたけど、例のあれにまた盛り返されてランク落としてましたね(笑)

次はさわやかなのがいいなあ。