洋書の読み方ーもやもや編ー すっきりするには?

ご質問をいただきました。ハテナシリーズです。

(追記:puppyfatさん!怒るどころか!嬉しいです♪いつも読んでいただき、そしてコメントいただき感謝しています。これからもよろしくお願いしますね♪)

「全篇を通してもやがかかったようなというか、隔靴掻痒というか。どうすればこの壁を突破できると思われますか?」(引用させていただきました~)
うーんわかる、わかりますよそのお気持ち。

浮かんだことを、思いつくまま書いてみました。参考になればよいのですが。

洋書を読んでいて、
「頭に靄がかかっているような状態で読んでいるよう」

「読んでいて知らない単語はほとんどないのに100%理解していないように思う」

その状態をどう抜け出すか。なぜそうなるのか?

「もやもや状態」その一

大人のネイティブスピーカーがフツ―に読んでいるベストセラーの作品。
中でも文学作品や文学作品と思えるようなちょっと凝った言い回しの多いものです。
またはものすごくトレンディなもの。

作者によるんですが、だいたい作家志望の人の語彙はどう考えてもフツ―の人より上です。
表現力があるから作家になってるんですからね。

だから、ネイティブでない私たちにはそれが大きな壁となるんですよね。

「もやもや状態」その二

もう一つ思うのは「文化」です。考え方が全く同じでない違う文化の作品を読んでいるからではないかと思います。

アメリカで流行っているものをもじって話していたり、テレビの主人公とか、歴史上の人物とか、有名な人とかを引き合いに出したり、コンセンサスがないと理解しずらい。

それからはやり言葉、短縮言葉もでてきますね。主人公が若者だと、若者言葉だし。Flat-Out Loveでは FYI, とか、いちいち調べてるときりがないほど(笑)(For your informationの略)

「もやもや状態」その三

単語はもちろんそうですが、それと「文字通りは読めても意味わかってないんじゃないの?」と思うのが
イディオムや、慣用表現です。

高校生でもならうようなものの例を挙げると、
I know better than to speak such a thing.  「そんなこと言うほど愚かじゃないよ」

とか、とちょうど昨日オンラインでも聞いた表現。Brad先生といろいろ例文作って褒め言葉考えました。
You never looks better.

比較表現はまるごと日本語利用してもいいから、がっつり丸ごと例文を覚えることを生徒に推奨しています。

ご存知の方も多いと思いますが、他に思いついた例を挙げると、
I'm under the weather.


The suspence is killing me. (これはしょっちゅう出てきます実ビジでも出てくる。ちなみにPB読んでると時々「杉田先生この本読んだのか!?」みたいにごろごろ出てくることもあります。(笑)いや、読んでらっしゃるかどうかは不明ですがね。)

他にちょっとkindleのハイライトで見てみると(Kindleは気になることがに線が引けて、その個所だけあとで一括してみることができます。ネイティブは感動した言葉とか心に刻みたいセリフに線を引いているようですが、私はそれプラス「これ何じゃ?」と思った時にもメモ代わりにハイライトをつけたりします)

これらの表現ズバリの意味を知っていればどうってことないんですが、初めて出会うと「???」となりますね。

日本語でも熟語や4字熟語を多用する人がいて、わかりにくかったりするのとほとんど同じじゃないかと思います。私の周りにも夫を含めそういう人が多いので、自分の馬鹿さ加減をごまかさず「それもっと簡単に言うと?」といつも訊くようにしています(笑)(でも一見そうやって話すと高尚に聞こえるけど、「わかりやすい」話し方と両方できることが本当に教養のある人だと思っています。夫を含め私の周りの賢い人は馬鹿にせずちゃんとこたえてくれるのでいいです)

こういう「文字通りわかっても、ほんとは違う意味があるんじゃないの?」なんて表現が多めだと「もやもや」が起こる一つの原因じゃないかと思っています。

例えば、これらの「もやもや」を抱えながらミステリーを読むときに、「登場人物の把握」「伏線」が加わると一気に難易度が上がります。

じゃあどうすれば「すっきり」するのか?

読んで「もやもや」がなるべく少ないのを読むのがいいんです。「そんなことわかってる!」とお怒りの声が(笑)

去年はこのもやもやを少しでも減らそうと「ヤングアダルト」もしくは「児童書」にもいくつか挑戦しました。これらのものは俗語が制限されていて、慣用表現も、略語も比較的少なく、語彙もある程度制限されているので読みやすいと言えば読みやすいのですが、でもちょっとおばちゃんにはついていけないみたいなお話も。

その中でも読みやすいものは以前に何度もご紹介しているような気がします。

今年は、Audibleを含めて私が試したもので大人の人が「理解しやすい」ものは、人によりますが、やっぱり身近で理解しやすいものです。ヤングアダルトよりもChick Litの方がかえってやさしいものもあります。

女性にとっては、恋愛を含め家族愛を描いたものは非常に読みやすいと気が付きました。これ最近何度も言ってますね。すみません。

それと、断然読みやすいのは「一人称」ものです。Iで語られるもの。一人の視線で話が進むので突飛な方向に飛びにくい。

それか、自分の得意分野もしくはものすごく好きな分野です。

この前読みかけて、また積読にしてるPBが一冊あります。それはイギリスの史実をもとに書いたもの。登場人物は一応実在した人物です。私は誰が誰だかわかるので読めないことなかったですが、これが「だからこれは誰なん?」が何人も続くともうお手上げですよね。私がその本をお休みしてるのは史実なので結末を知っているという理由もあります。でもちょっとずつ読もうと思っています。

あと、文学的に評価が高い作品も英語学習者にはとっつきのいいものではないと思います。大衆的なもののほうがサクサク感があるのは確かです。

日本のアマゾンでよく読まれているものや、多読の本でよく出てくるPBはある程度、読みやすいものが多いと思います。海外のコメントはネイティブのものなので、英語の難易度は測れません。でも日本のアマゾンでも「読みやすかった」とあって、「そうか?」なんてのもありますね(笑)読み手のレベルが違うからしかたないですね。

でもその読みやすさと自分の好みはまた別なのでこれまた探すの大変なんですよね。

その「もやもや感」解消のために旅に出ている私です。また年度末にでもまとめができたらいいなあとぼんやり考えています。去年も「読みやすい本」のまとめをしたように。

最後に

時々、「学校英語やってたのにPB読めるようにならなかった」とかものすごく息巻いて言われてることにちょっとびっくりします。

逆に「学校英語のリーダーの文章読めなかったら、PB読めないじゃん」と思ったりすることも多いです。速読用のテキストも今は多用していますしね。訳も配るのがほとんどだし。それを骨の髄までちゃんとやらなかったから読むのに時間がかかってるんじゃあないですかね。あとは忍耐力。知らない単語に出くわしても、表現に出くわしても耐える力です(笑)それは英語の力じゃなくて想像力の力かも~。

だって学校の教科書は語彙、慣用表現を制限して「読めるように」作られてますからね。制限なしのPBのほうがよっぽど難しいかも。受験英語分はエッセイを書いたりするのに模範解答みたいな文がごろごろあるんですがね。入試問題が難しいのは、設問に対して正解をしないといけないことだと思います。それをこなさなければならない限り=入試問題が変わらない限り、学校英語は抜本的には変えることは不可能です。

でも教科書ってよく見るとちゃんと起承転結があって(途中で終わる文も多いですが)すごくすっきりしているんですが・・・。なんで学校英語が悪者になるのかよくわかんない私です。自分が英語のルールを忘れてるだけで、それを一から構築しなおして、「学校英語は何もしてくれなかった」と言われると「そりゃしつづけてなきゃわすれるでしょうが」と思います。大人の人に多いですね~。自分のせいなんだけどなあ。だから自分でがんばればいいじゃん。え?過激?すみません。

いやフィリピンみたいにほとんどの科目を英語でやっていないのに、ここまで英語力をなんとかつけてるだけでもがんばってるんと思うんですがね。日本の英語力。低いけど(笑)絶対量が断然足りないだけ。

受験も資格試験もその先がずっと続いていることを忘れちゃだめですね。それがゴールではなく入口のゲートなんですよね。

私もぜんぜんいまだに「ひよっこ」だと思って英語をやり続ける日々です。だから偉そうには言えません。ほんと。
もしかして知らない人もいるかもしれないので、触れておくと英検一級はネイティブの中学生、高校生レベルの英語力ですからね。

さて、こうやってすぐブログ書いてて明日の仕事の準備も、荷造りも終わっていない(汗)

そろそろここで止めときます。お役にたってなかったらすみません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
明日もがんばりましょう!