英語読書日記 Before I go to sleep

Before I Go to Sleep
Before I Go to Sleep
クチコミを見る

Author :S.J. Watson
Period:September 17th~ 19th
Category:Thriller
365pages

Total recommends:★★★★★
Difficulty:★☆☆☆☆
Story:★★★★☆
Can't-sleep-degree:★★★★☆
Romance-packed-degree:★★☆☆☆
Adventure-packed -degree:☆☆☆☆☆
Mystery-packed-degree:★★★★★

ノンストップ心理劇  緊張感あふれる密室サイコスリラー!

あらすじ

ロンドンに住むChristineが朝起きてみると、見知らぬ男が横にいた。彼女はそっと起きてバスルームへ行き、鏡に映った自分に驚愕する。記憶している自分よりも20年はたっているようだったからだ。驚く彼女に横にいた男性がやさしく話しかける。「君は事故で記憶喪失になったんだ。僕は君の夫のBenだよ。君は一晩寝ると、次の朝にはすべての記憶をなくしてしまうんだ。」

そういって仕事に出かけたBenを送った後、家に電話がかかってくる。「Chistine、君の日記を思い出して、僕は君の治療をしているNashだ。」信じられない彼女にDr.Nashは彼女が毎日書いている日記の隠し場所を伝える。日記は言われたところに隠されていた。彼女は毎日日記を書いてそれを最初から読み直すことで記憶を少しでも構築する治療を行っていた。しかしDr.Nashとの治療を夫のBenは知らずにいた。なぜ知らないのか、なぜ自分は隠れて治療をしているのかの記憶もないChrisitine。

そして日記とは少しずつ今生活していることとずれを感じ始めるChristineだった。そして少しずつ「記憶」がフラッシュバックするようになってくるが、日記を寝る前にかかなければ次の日には忘れてしまう。必死で日記を書きづつけ、彼女は自分の過去を知ろうととするのであった。


U.S.Amazonでランクインしていた時にポチッとお気に入りにいれてた作品ですが、サスペンスはロマンスのあととか、ジャンルを変えて読むようにしているので、その一つにおいてありました。続けてサスペンスばかりはつらい。そのあと、「洋書ファンクラブ」の渡辺さんも読んでらっしゃったので、「おおこれはいける。」と思っていたら、あっこさんが「読みやすかった」とおっしゃてたので、すぐにKindleでゲット。確かにサクサク読めました。さっき日本アマゾンのぞいたら、これ、すでに映画化されるかもと書いてありました。納得。謎解きの面白さとあいまって、英語がよみやすいので、これは英語学習者にとってはうれしい1冊だと思います。しかし、デビュー作ってすごく力入ってるからけっこうあたりが多いですよね。これもその1冊だと思います。

面白かったんで、止まらなかったです。読み始めは土曜の子供の塾待ちで、時間の許すまで40%読んで、昨日はこどものためのお出かけでへとへとだったんですが、ベッドで10%。残りの50%は今日昼寝をはさんでよんじゃいました。日常の視点で、設定もほとんど密室で舞台がほとんど変わらないのに、ここまで話が展開されてぐいぐい引っ張られる感じ。しかも英語が読みやすい。謎解きが半分「こうじゃないかな。」と思いながらも二転三転するのでなかなか本(いやKindle)を置けないんですよね。この先どうなるのだ?とつい読んじゃう。
昨日のおでかけ(子供孝行です)がなかったらきっと昨日のうちに読んじゃったと思います。

この作者はNHSでもともとお勤めだったそうで、イギリスの医療現場にいらしゃった経験からこのお話のプロットを立てたようです。

お話は最初からわざと違和感を持たせて始まります。どうもおかしいと。女の直感が正しいのか、記憶が正しいのか、自分の記憶に頼れないもどかしさを抱えながら主人公の自分を取り戻す旅がつづきます。それを疑似体験しているよな感覚に襲われます。そこが読んでいてこの本の魅力の一つだと思いました。

犯人はこの人だろうなあと疑いながらも、いろいろな場面で伏線が張られていくので、「うーん、やっぱり違うか?」と疑う。じゃあどうなるんだ?と最後まで引っ張られます。とちゅう、わざと読者にわかるようにヒントがばらまかれていきます。私が「あれ?」と思ったのは名前です。それもわざとだろうなと、よけいニヤリとしながら読み進めました。しかし最近いろいろ読みますが、みなさん次々いろんなお話作れてすごいなあ。素直に感服。

自分の記憶が朝起きたらなくなっている。そして自分の人生をまた一から構築しなくてはいけない。実際にそうなってみなければわからないかもしれませんが、そこをテーマにできあがった物語。何度も同じ記憶に立ち返っていきながら進んでいくのですが、読んでいてそれが退屈と感じさせません。すごいなあ。舞台はほとんど室内で登場人物も非常に少ない中でこれだけ話が膨らむなんて。読み終われば、「なんだやっぱりそうだったんじゃん。」と思わなくはなくても、それはhindsight。やっぱり面白かったです。

人間はうれしいことも、忘れてしまいたいつらいことも含めて自分で抱えて生きていくことがどれほど尊いことなのかということを教えられているようです。

ファンタジー(あれは一応ファンタジー(笑)む、難しかったゲド。)のあとはサスペンス。次はなんにしようかなあ。
いや仕事しなくちゃ。これで記念すべき40冊!あと10冊で目標ですぅ~。

今日も来ていただきありがとうございました。
明日もいい一日でありますように。