
A Wizard of Earthsea (Earthsea#1)
クチコミを見る
Author :Ursula K. Le Guin
Period:September 11th~ 15th (a few days)
Category:Fantasy
198pages
Total recommends:★★☆☆☆
Difficulty:★★★★☆
Story:★★☆☆☆
Can't-sleep-degree:☆☆☆☆☆
Romance-packed-degree:☆☆☆☆☆
Adventure-packed -degree:☆☆☆☆☆
Mystery-packed-degree:☆☆☆☆☆
「ゲド戦記」第一話
少年が導き出した「影」とは?二つの世界を統べるものを描いた古典
あらすじ
あるGontという島でヤギ使いをしていた少年Duny。ある日彼はおばがよく唱えている言葉をヤギに向かって唱えてみた。すると、ヤギたちはDunyからピタッとくっついて離れなくなってしまう。それを見たおばは「ちゃんと呪文を習いたい?」と尋ねた。Dunyはその日からおばのもとで呪文や薬草などを習い始めた。
平和だったGontにも戦いの波がやってくる。戦う大人たちを見て、Dunyはなんとか島の人たちを自分のちからで助けようとする。自分の限界を超えて。彼の潜在能力はあまりにも強大だったので、Dunyは偉大な魔法使いOgionのもとに預けらることになる。Ogionは彼に新しい名前を名づける「Ged」と。そこから彼の魔法使いとしての本当の修業が始まろうとしていた。
こ、これは・・・。あらすじもちょっと自信ないっす。
philosopherシルフさんでも苦しまれたものを、単細胞のこの私の頭でこの世界が理解できるのだろうかと思いつつ、がんばって最後まで読みました。ぜいぜい。しかし、理解したかは不明です・・・。あまりにもつらくなって3分の1は音読してまいした。そして柔軟体操しながらとか読みました(笑)歩きながらも読んだな。これ1968年の作品だったんですね。ベトナム戦争とかが国を覆っている時代だからでしょうか?く、暗く感じました。これほんとに児童書?
でも、10ページごとに眠気が襲い、がんばって半分まで頑張っておとつい浮気して前回のケルトのラブストーリーを読んじゃいました。これに比べればあれはサクサク。
これは我が家のファンタジー大好き娘に「ママ、ゲドのお話の続きどうなった?」と聞かれなければ挫折していたかもしれません(笑)娘よありがとう。2,30ページごとに要約をお話することで助けられました。明日最後までお話してあげるよ。正しく読めてなかったらごめんね。きっと読めてない。
今日は10ページ読むごとに、ポテトをゆで、また10ページ読み、玉ねぎ刻み、また10ページ。そしてひき肉を炒め、また10ページ。味付けをしてぐつぐつ煮る間10ページ。おお、50ページほどでマッシュポテトのグラタンの下ごしらえができました。(笑)それぐらいしないと何読んでるのかわからなくなりました。
なんで?
英語も子供向きのファンタジーなので、超難しくはない。いや私には難しかったかな。アニメも観てないし。
どうも平坦な気が。でもこれはいろんな学者さんが引き合いに出すような作品。宮崎駿もこれでインスピレーションをたくさんもらったと聞きます。実際の原作からのアニメは息子さんが作ったけど・・・。「カリオストロの城」のキーワードの「光と影」もここからきてるなかなあと想像しながら読んだけど、やっぱりさっぱり。
ちょっと最近「子供向け作品」に気が向いていないせいかもしれません。この前読んだ他のファンタジーもちょっとそうだったような。決して簡単じゃあないですしね。ほんとまだまだだなと自分の非力を呪うひとときでした。まだまだ修業です。
何が苦しいかって、シルフさんもおっしゃってたように、土地名がややこしい。名前もややこしい。登場人物もどの人が重要なのかわからなくなってくる。すごく淡々と語られるので。時代設定もファンタジー故、服装なども含め想像するのが苦しかったです。それにセリフが極端に少ない。これはつらい。眠気のもとです(笑)もう永遠に波と戦い続けるのか?ゲドも私も。とコーヒー飲みました。
私ファンタジー好きと思われているようなんですが、結構なんでも読むという意味では好きです。やっぱり一番好きなファンタジーは「指輪物語」です。ダントツで。あれはイギリスの昔話を彷彿とさせてくれて重厚な感じがあるのでいくら魔法使いやらエルフが出てこようと、「魔法」自体に頼るお話ではなく、個々の心の葛藤と戦うお話なので、歴史モノっぽいんです。原作者は大学教授でその道の権威だったような。あれは第一世界大戦中に構想をねられたか書かれた作品ですよね。ハリポタは逆に舞台が現代で想像しやすいです。作者が同世代というのもあるし、舞台設定がもう超イギリスっぽい。それが大きな理由。イギリスっぽい英語のセリフを堪能できますからね。現実社会と対比して書かれているとも言われていますね。この二つはまだ「大人の視線」が感じられるからじゃあないかと思いました。「アースシー」に関しては、確かに上の二つと同様に葛藤のお話なんだろうけど、紆余曲折が感じられなくてドラマが感じられなくて、つらかったです。私が子供すぎるのかもしれません。難しかった。
実は三大ファンタジーと言われている「ナルニア」もうちに全巻ありますが、一巻目で挫折しました。それと同様な感覚でこの「ゲド戦記」もどうも読み切れなかったと思います。
それと1ページに超字が詰まってる。198ページものですが、私には250ページぐらいの価値がありました~。
このお話は少年が自らのおごりから開けてはいけないパンドラの箱をあけてしまうようなお話です。そしてその「影」を自分の人生の中でどうあつかっていくか。どう戦っていくか。この「影」と少年の関係がすごく深いだろうと思われます。いろんなものに投影できる。自分の内面との闘いとも言えます。10代のころに読んだら(日本語でですがね)ちょっとは感じるものがあったんだろうか。謎ですわ。10代のころはすでにナウシカ読んでましたが、ゲド戦記は知りませんでしたしね。
とにもかくにも一応?読み終わったのでバンザイ。
こんなに苦しく感じて、「ああ、生徒はこんな感じで英文よんでるのかも。」とその苦しみを味あわせていただいたような気がします。という意味でも出会うべくして出会った作品かもしれません(笑)
次は系統を変えたいと思います。
今日もきていただきありがとうございました。
明日もいい一日でありますように。