英語読書日記 Celtic Maidens

Celtic Maidens
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Author :Ceri Norman
Period:September 13th~ 14th (2days)
Category:Historic Romance
215pages

Total recommends:★★★☆☆
Difficulty:★★☆☆☆
Story:★★★☆☆
Can't-sleep-degree:★★★☆☆
Romance-packed-degree:★★★☆☆
Adventure-packed -degree:☆☆☆☆☆
Mystery-packed-degree:☆☆☆☆☆

mythology and history の合体したロマンス
ストーンサークルで砕かれた愛は世紀を経て成就するのか?

あらすじ
幼いころに両親を亡くし祖母に育てられたSian。彼女は大学卒業後、病気の祖母のために戻り祖母が亡くなってからも、町の雑貨店で働く日々。そこに村のそばにたくさんあるストーン・サークルの写真を撮るためにカメラマンのRyanが現れる。Ryanは最初一人で写真をとろうとストーン・サークルに赴くが、そこで不可思議な経験をする。彼が宿泊するパブ(イギリスのパブは宿泊施設も併設しているところが多い)のオーナーの勧めもあって、ストーン・サークルに詳しいSianに案内を頼むことに。なぜか二人は最初から心に触れるものを感じるのであった。しかし、二人が出会ってから村には霧が立ち込みはじめ天候がわるくなる一方だった。そして村の老人が不吉な兆しである。「黒い大きな犬」に出会うのであった。パブの女主人であるFfiはどす黒い念を感じストーンサークルに出かけてその力を封じようとするが、力がたりず、ついに古来の念が噴出することになったのだ。石器時代のいい伝えが今蘇ろうとしていた。

1000ページ巨編「The Pillars of the Earth」のあとはやっぱりロマンス♪と思いながら短めの別の1冊があったのでつい手に取る。今は長いのはゆるしてええという気分だったので。半分まで読んだんですが、どうもページをめくるたびに眠気が・・・。シルフさんあれは眠気が・・・(笑)頭の中には「権謀術数のあとにはやっぱ自分好みのロマンス読みたい」とうずうず。おもいきって短めのロマンスを探し出しました。これまた一苦労。読みやすくて、歴史的で、あんまりatrociousでもなくobscene過ぎないやつ。結構難しいです。

どうやって探すかというと、アメリカやイギリスアマゾンで好きな作品を検索してそこから探し出します。好みはやっぱりイギリスアマゾンで見つけることが多いです。でそのタイトルをアメリカアマゾンに移ってKindleで入手します。イギリスでは買えない。もう一つポンド建てでkindle買えばいけると思いますが、私は知らずにU.S.
amazonで買ったので。でも安かったですしね。日本アマゾンは結構母数が少ない?なのでお勧めも限られてきますよね。おすすめにたいてい自分の読んだ本が入ってきたりして、「これって、私じゃん。」と笑うときもしばしば。

どこのアマゾンでも似たようなカテゴリーを出してくれますよね。でもその間に本読み進みたい気持ちもありますがね。時間けっこう食います。で、もちろんネイティブ向けなので、「Easy to read」とか、「light」 「fun」「page tuner」ということばだけに騙されちゃあいけません。こっちはノンネイティブですからね。書評も英語の勉強になります。速読の勉強にも。全部は読みませんよ。本読みたいし。

だからと言って10代向けのお話はどうも食傷気味。なんかパラノーマルの嵐で・・・。なんでも読むおばちゃんですが、どうも疲れてる時は(ちょっと熱っぽかったので昨日は2回昼寝しました)好みの読んだほうがいいかなと思い探しました。大好きな作品「Sophia's Secret」(アメリカでは確かタイトルがWinter seaだったかな)から入っていきました。

昨日で60%(140ページ)読めました。子供が学校の図書室から借りてきた本を読む横でソファで二人で読書三昧。小さな夢が実現中。親子で静かに読書。素直にうれしいなあ。(子供は今「ぼくらの7日間戦争」の続きにはまっています。内容がけっこうすごくて大丈夫か?)

で、結局パラノーマルの類であるような感じだったんですが、まあいいか。昔だったら、シャーマンか魔女のカテゴリーに入れられるだろう「むっちゃ感のいいおばちゃん」が出てきたり、死霊がよみがえったりします。ケルトストーンサークルのお話なので、感じ出てます。基本はロマンスだもん。舞台も大好き。舞台、これ大事だったりします。私は偏ってますがね。

輪廻転生のお話は日本人好みではありますよね。私も大好き。マンガでもよくありますよね。思い出したのが「八雲立つ」ってマンガ。あれも古事記の時代と現代のお話でした。ちょっとミーハー?(これってもう死語?)あ、鈴木光司の「楽園」のほうがたとえがいいかな。このお話は紀元前の石器時代?と現代が交錯するお話でなおかつロマンスです。でもタイムトラベルものよりなんかまだ説得力あって私は好きです。でももうちょっと呪術的な説明に説得力があったらうれしかったです。最後はあっという間におわってしまってちょっと肩すかしな感が・・・。イギリス人なら、いやウェールズの人ならもうちょっとわかって読めるのかな?folklore(民間伝承)がベースにあるようです。でも短くてもお話に盛り上がりがあって、熱意が感じるのはいいですね。読んでいてその世界に旅行する気分を楽しむ私なので、心はウェールズでした。まあでももうちょっと時代設定新しめで(紀元前じゃあね)信ぴょう性が醸し出てるのが好きかなあ。なんでかとう登場人物の設定の説明がもっと知りたかったです。殺されちゃう人についてもいまいち無駄死にのような気が。石器時代じゃあまるで想像の世界のような。まあ、勉強不足もありますがね。作者の方はどうも専門家のようですね。

そうそう、ウェールズなので、名前や土地名が発音できないものがありました。あれはウェールズ語由来か、ケルト由来か。どっちもか。ウェールズは世界で一番長い地名があるんですよね。ウェールズ語復権しているので、ウェールズの道路標識は面白いですよね。ああ、また行きたいなあ。あの丘だらけの、朽ちた城跡・・・。うう行きたい。6回ぐらいイギリスに飛んでいてもまだ私はストーンヘンジも行ったことがないので、前回の「大聖堂」でも思ったんですが、近くあるのでソールズベリーとペアで行きたいなあ。

この作品は完全に私の趣味なので、万人に受けるかどうかは何とも言えません~。私は面白くて2日で読んじゃいました。

今日も来ていただきありがとうございました。
明日もいい一日でありますように!