英語読書日記 shiver

Shiver (Wolves of Mercy Falls)
Shiver (Wolves of Mercy Falls)
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 Author:Maggie Stiefvater
Period: June 11th~12th (2 days)
Category:Young Adult
390pages

Total recommends: ★★★★★
Difficulty:★☆☆☆☆
Story:★★★★★
can't-sleep-dgree:★★★★☆
Mystery-packed-degree:★★☆☆☆
Romance-packed-degree:★★★★★

白い息とともに訪れる切ない別れ 
とてもとてもPoeticな1冊 

基準や感想は、あくまで一英語学習者の主観に基づく判断ですご了承ください)

あらすじ

幼いころにオオカミに襲われたことのあるGrace。彼女はおぼろげな記憶の中で一頭のオオカミを覚えていた。そしてそのオオカミは常に彼女の身辺で彼女をじっと見守っているのであった。黄色の瞳を持つオオカミ。彼女はそのオオカミを”My wolf”と呼ぶ。

ある日同級生のJackがオオカミに襲われて亡くなる。近辺でオオカミ狩りを大人たちがはじめ、Graceは自分の「黄色の瞳のオオカミ」を守ろうと森へ向かう。銃声が鳴り響く中、帰宅したGraceが出会ったのは、傷を負った黄色の瞳を持った青年だった。


前回読んだのが「娯楽作」だったので、これは絶妙なバランスでした。なんともピュアな気持ちになれました。よかったです。実はこれは、英語のできる女の子の教え子にどうかなとKindleバーションじゃなくて、本で買って読んでみました。昨日モーニング食べながら読み始め、今日は子供の塾の模擬試験だったので、半分以上外で読んだんですが、胸がきゅんとなるシーンは自宅でよんでいたのでよかったです。おばちゃんはカレーを作りながら泣きましたよ。ぐっとくるシーンが最後に集中しています。これは薦められますね。

とっても詩的だと思いました。詩はいろいろな本で出てきますね。英語学習者はどうしてもそこがむずかしいのではと思います。短文なので、意味も取りにくいし、いろいろな意味を含んでいる。それがわかるようになれば一人前になれるような気がします。

私に詩的なこころはそんなにないと思うんですが、英語の詩は教養でかじった程度というか、ほとんど読んだことがないというか。でも雰囲気は感じられたと思います。主人公が詩集を買って読んだとこでもぐっときました。

これは一応ヤングアダルトパラノーマルで、warewolfのお話ですが、言われている通りtwilgitとは全く違いました。これは本当にピュアな初恋の本。胸がキュウウウウンとなります。淡々と時と温度とナレーションが入れ替わりお話が進んでいくんですが、「次がどうなるかわくわくする~!」というよりは「ああ、悲しい終わり方しないでよね。お願い。」といった感情移入をするような類です。せつないです。途中車で鹿を轢いて立ち往生してしまうシーンがあって、そこが一つのクライマックスなんですが、おばちゃんおもわず切なさで涙しました。うーんまだ少女の心健在。


恋した相手がたまたま狼男だったら?という設定で、二人の間にそれが障壁となって立ちはだかるのですが、相手が人間であろうと、狼男であろうと、なんであろうと「恋する気持ち」はピュアで永遠のようだということをいうことを強く押し出しているなと感じました。

透明感のある一冊。アメリカの森に囲まれたchillyな場所に行きたくなりました。
文中の何度もでてくる”my wolf”と"I watched her."というセリフが頭にこだましています。

(余談ですが、これよく私の頭の中で起こります。いまだに「Atonement」という作品のセリフ”Come back"
という声がまだ響くことがあります。へんな頭)

英語の本を今年は自分の限界を超えて読んでみるという目標を掲げて、教え子に言いました。昨日「今23冊目にはいったで。」と生徒に伝えると、

「先生はストイックやなあ。」

そのストイックさが大事。何かを超えるときには。

その生徒はわかっているようです。
傍らに自分で本屋で探してきた英語の本が積んでありました。(しかもちゃんと読んでいる。)

勝手に一人でがんばってるだけなんですがね。

来てくださった方にも同じことがおこればいいなあ。英検お疲れ様でした。

明日もいい一日でありますように。
ありがとうございました。