ピンチ

今日は午前中に家を出て。我が家に滞在中のNZの方を京都へ私1人で案内?しました。
来られた当日から気になっていたんですが、どうもトイレに行く回数が多い。思い切って朝きいてみました。

「下痢してるじゃない?」

「うん、そうなんだ。インドでしばらく寝込んだこともあったけど、よくなったよ。昨日からまたちょっと調子が悪い。」

家にはよくきく漢方の胃腸薬がないのでパパの実家に相談すると、子どものお守りをたのんだお舅さんにお姑さんが気を利かせてよく効くのを持たせてくれました。それのましたらはきそうなぐらいまずそうに飲んでいた。かえって気分悪くなったか?

「今日は京都はやめといたほうがいいんじゃない?しんどくない?」と聞くと、

「いや、もったいない。大丈夫出かけよう。」
そうですか、じゃあ行きましょうか。ホントに大丈夫なのかなあ。

ご本人は昔Potter(陶芸)も仕事としてやっていたらしく、ニュージーランドと少し関連があるらしい陶芸家の一家の美術館に興味があったようなので、まずそこを目指しました。

京都駅に来てまず駅に驚いていました。みんなここで天井の写真とるんですよね。感心してました。

そのあと地下鉄に乗って楽美術館という小さな小さな美術館へ行きました。今出川なんとかで降りて。けっこう遠かったなあ。英語のガイドブックにのっていたらしい。私もはじめて行きました。で、入ってみてしばらくして彼がひとこと。

「これだけ?」

あ、期待はずれだったのね。確かにちょっとしかないものね。
次には普通京都にきたらはずさないであろう金閣寺を目指しました。
バス停に行く前にコンビニでジュースを買う。

「はじめてのコンビに経験だ。」とかなんとかいいながら、一人でうろうろしててもらっているうちにATMがインターナショナルか見てみたけど、使えないようです。ここは京都だけどやっぱ普通のコンビにでは無理なのね。そのうちに「このジュースはなんの種類?」とまたジュースになやんでいるようなので、説明する。

次にバス停へ。なかなかこないね。
なんだかちょっとしんどそうです。

やっときた金閣寺行きのバスに乗って一路金閣寺を目指しましたが、ゴールデンウィークにくるもんじゃない。バスは立ちっぱなしだし、金閣寺の手前では渋滞。

やっとついたけど、お昼をどうしようか。どうも調子がわるそうなので、蕎麦屋をみつけて、あたたかいそばを食べて一息つきました。あたたかいスープが気に入って「ちょっと気分がよくなった。」と言っていました。

110503_1453~01その金閣寺に人の波に乗って見学しました。私が金閣寺に来たのは確か3度目。すべて外国人のお客さんと一緒にです。わはは。

その後だんだん時間が過ぎて行き、あといける観光名所は「清水寺」ぐらい。ほんとは私は「三十三間堂」にいきたかったんですが、時間の関係で断念。しかし、バスが渋滞で動かない。
バスのなかでインドネシア人の青年達に乗り換えのバス停を教えてあげたら次のバスも同じで、フレンドリーに話しかけてきました。(途中英語の教師だとばれて、それからはバスの中で大声で日本語で「先生!」と何度も話しかけられてちと恥ずかしかったです。)

しかし、横で苦しそうにかおをしかめる私の連れ。かわいそうによほど痛いようです。胃と腸両方にきているよう。ほんまに大丈夫かいな。

あまり苦しそうなので、「もう帰ったほうがいいんじゃない?」と何度もいうものの。
「いや、もったいないから行く。お寺に行きたい。」インドで苦しみを経験してきた人は違うのか?とっても我慢強いみたいです。

110503_1755~01結局、バスがほとんど動かないので祇園で降りて坂道を見学しながらゆっくり歩いて清水寺へ。閉館30分前にやっと到着。ついてみたら、

金閣寺よりこっちのほうがずっといい。」あれま、じゃあ銀閣寺はもっと気に入ったかも、そっちのほうが良かったでしょうかね。どうも渋めのほうがお気に入りのようです。でも後の祭り。

清水寺では痛みがまた走ってしばらくベンチで休憩しました。
念のために彼のために持参した朝飲んだあのまず~い胃腸薬をのむようにすすめました。正露丸さきに買うべきだった。ミネラルウォータでがんばって飲んでいました。

帰りは坂を下りてタクシーで駅まで直行。電車に揺られて帰りました。
帰ってきても、晩ご飯はのどが通らないよう。遅くなったので待っていたパパと子どもと私の3人で宅配ピザを食べました。彼はその間お風呂へ。

お風呂上りにパパが買ってきた正露丸を飲んでもらいましたが、きくかなあ。効くといいです。あと下痢で脱水症状があるみたいなのでご本人が英語で説明したものを用意。うちは私のために冷蔵庫に常備してあります。

「ポカリスウェット」私の発熱対策です。

明日は治るでしょうか、夕方フェリーで九州へ出発です。そろそろ私の体力も限界なんですが、その前にお客さんのカラータイマーが点滅してしまいました。胃腸に負担のあるインドから日本に来てまた胃腸がびっくりしているのかなあ。念のため救急病院をネットで調べてプリントアウトしました。今度は医療通訳経験か?前にもやったなあ。全然できませんよ、実際に説明しようとすると。専門用語は直訳できませんわ、私の英語力では。

明日はパパも急遽休みをとってくれて家に待機してくれることになりました。4人全員おそねの予定です。

うーん、私の連休は明日で終わり。あさっては仕事が入っています。
でもまあ、きっといいことあると思います。

そうそう、もうほぼ英語で過ごして3日近くたちましたが、自分の中で変化があるか? 残念ながらないです。
気が付いたんですが、私はあまりにもええかげんでも相手とコミュニケーションをするすべを身につけすぎていて
全然英語上達しましぇん。むずかしい言い方ができないから、すぐ簡単な英語に言い換えてしまう、という荒業で通すんですよね~。中上級者の陥りやすい落とし穴に見事にはまっているような気がします。まあ、「上手に英語を話そう」なんて思っている暇がないのが事実なんですが、そう考えたとたんに上達もしない気がしますしね。

清水寺をでる直前に言われちゃいました。

「君はお寺にはめったに来ないの?」

「めったに来ないよ。」

「そうだよね。ぜんぜんお寺や神社のこと知らないものね。」

「・・・・」
わはは~。ばれたか。京都の神社仏閣にはここのところ、外国人しか来たことがないのだ。ふつうそうじゃないの?関西だったら。近くていつでもいけるから、まあいいかって感じ。

でも、ガイド試験の勉強でもしない限り。なんで金閣寺は金箔がはってあるのかとか、飾ってある石のオブジェは何のためかとか、清水寺とか、当の屋根のてっぺんにある金属のポールは何を意味するのかとか、屋根の上の動物の説明とか、瓦やわらぶきみたいな屋根のこととか、何の神様なのかなんてほんと説明できませんわ。ガイド志望の方々そんなことを聞かれるようです。私は清水寺が何年にできたのかとかまでわからないので、勝手に英語のガイドで情報を得てもらいました。わたしにゃあ無理。地下鉄と市営バスを使いこなしてあの混雑の中を案内しただけでもゆるしてえ~。普段はバスにも乗らない生活なので。

というわけでピンチの一日無事?終わりました。
でも、私も時間をはしょるためにざっとルートを決めてあらかじめネットで必要な情報をプリントアウトしてカバンに入れておき、必要な時にさっと見、聞ける人からは最大限に情報を聞き出して行動していたので(混雑するバス停の前とか、地下鉄の切符売り場とか、大通りの道などに、係りの人がいた)それを見て、
「君もとってもオーガナイズな人だけど、しかし日本人は本当に助けを求める人にhelpfulなのに感心したよ。」まあ、一応褒め言葉ですね。ありがとう。

そんなんですよ~。だから日本語のほとんどできない彼にこうアドバイスしました。
「日本の一人旅で困ったことがあったら、英語でもいいから、相手があんまりわからないくてもいいから、助けを求めてみてね。きっとみんな一生懸命助けてくれようとするよ。大丈夫。」

困ってる人がいたらみんな助けてあげてくださいね。

今日もきていただきありがとうございました。
いい一日をお過ごしください。