
Man and Boy
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今日はたてつづけに2本ブログ更新。子育てブログはお休み。(というか書く時間がもうない)
今日、英語の長文問題の指導してて思ったんですがね。今日読んだのはセンターテストレベルでも簡単めの300words以下のもの。
今日は初見の問題を私がすごくゆっくり音読して、まず目で追って読んでもらいました。音読はコンマや、接続詞とかの前でもすこし切ってあげたり、簡単な箇所はピリオドまで読んだり。「返り読み」は厳禁。左から右にしか目をうごかさないよう注意します。
2回目は「分からない単語をチェックして、自分でスラッシュもできれば打って読んでみて。」とまたゆっくり私が音読しました。ここまで一切日本語はいれません。
次はすぐに本文に行かず設問を読む。(内容把握にもつがなります)
3回目は生徒と意味を確認します。ここでも日本語訳をほとんど私があたえずに、訳の必要なところはなるべくフレーズ訳で返し読みをさけながら確認。下線部などの部分にはいれば、設問を解く。
知らない単語は前後で想像するようにすこしサポートします。でもその日本語は本人からでてくるように促す。
すると、生徒は「なんかわかる」しめしめ。
1回目では理解度はおそらく30%ぐらい。2回目で65%ぐらい。3回目で85%ぐらいでしょうか。私がゆっくりと音読したのは返り読みをさせないため。高校生はむっちゃする。特に国公立2次試験は学校によっては和訳がでたりなんかして。あれは英語読みだけでは対応できませんものねえ。だけどそれだけだと、センターや入試問題の長文で時間がたりなくなってします。
音読の効果はやはり英語の語順で意味を捉えていくというところに意義があるなあと実感した一瞬でした。
私達が英文を読むときも使えないかな。まあレベルは違いますが。
一度、1冊だけですが、PBをまるまる「音読」読みしたことがあります。
昔の本ですが。「Man and Boy」というブッカー賞をとった本。昔イギリスに行った時に空港で買ったものです。最後の方でとてもかなしいシーンの時は泣きながら音読しました。しばらく涙で読めなかったなあ。
もう5年ぐらい前ですが、今でもすごく頭に残っています。これぞ音読効果。
だから、PBを読むときで、とっつきの悪い時は状況がゆるせば音読します。で、物語に入っていきやすくなったときに黙読に変えます。だんだんはっきりとした音読がぶつぶつに変わり、黙読になる感じです。もしよければ試してみてくださいね。
しかし、ええ加減読みにも慣れっこなので、例えば今日Besidesという単語がでてきて、すぐに日本語が出てこない。でもPBだとその後ろの文を読んで理解してれば全然読み飛ばしてもOK。精読や訳すときはこれだとやばい。これらのdiscorse marker(というらしい。スペル間違っていたらすみません)は長文読解では大事。Besidesは読み飛ばしてもまだ文脈でカバーできますが。どちらもできないといけないとは思うんですがね。
勉強します。はい。
音読はとてもいいんですが、やはり黙読よりかなり時間を要します。だからその1冊以外は全編通してやったことはありません。根性とのどがつづかない。
私もまだまだ迷えるラーナーです。もっとスラスラ読めるようになりたいと日々研究をつづけてます。
がんばりましょうね。