英検1級合格までの勉強 面接編 (3)質疑応答

面接編(3)です。

緊張のスピーチが終わって、やれやれ。ほっと行きたいところですが、ご存知のように面接はスピーチだけが採点対象ではありません。それはほんの一部。

スピーチ
質疑応答
発音
文法

と細かくチェックされてるんですね~。だからスピーチが思ったほどできが良くなくても、この後の質疑応答でかなり挽回できるんです。というか、質疑応答で答えに詰まってしまうと落ちる。スピーチと質疑応答の2本柱。

そう、怖いのはここですね。ここからは「生の英語」コーナー。スピーチに関してはけっこう少なくない方々がスピーチを周到に用意して練習しておられます。私は前述の通り、原稿を一枚も書くことなく即興練習のみ。私の場合はこれが功を奏したのかもしれません。しかし、周到な準備をしていないということは、普通他の方が2次勉強を通して得られるたくさんの時事知識や専門知識を自分のなかにとり入れることができなかったと言うことなので、はたして得かどうかはわかりません。だからいまだに自分が1級を受かったことに自信ないこともしばしは。よく、「面接の時の会話力、エッセイ書いてるときの英語力が一番ピーク」というのを目にしますが、私の場合はなんかそんなことすらも感じない程度です。悪い意味で。

質疑応答で問われるもの。それは、「質問に的確に答える力」ですよね。それともちろんここで「コミュニケーション能力」も見られます。もし、質問の意図がわかりにくければ、即座に「質問の意味がよく把握できなかったから、もういちど説明してもらえます?」みたいなことを英語で聞く。ここで、「わかってないな、この人、だからダメ」ではなく、そのやり取りが非常に大事だと思います。実際に私は質問を聞き返しました。

面接官に「あなたのスピーチで、どうもわからないことがあるんだけど、もう一度説明してもらえます?」と
スピーチ自体に対してすでに点数減な質問を受けました。ぐちゃぐちゃだったしなあ。でも、そこでめげずにまた新たな例をあげて説明します。そして、もう一人の面接官に「このトピックに関するadvantageとdisadvantageについて述べてください。」と聞かれました。その時に、「adavantageって?disadvantageって?」と一瞬頭が空白に。(笑)ここで、考えるために私がしたこと。

「adavantage and disadvantage」とオウム返しにゆっくり言葉を反芻していました。そのあいだに考える。ここで黙ってはいけません。沈黙が続くのは厳禁。反芻している間にない知識をふりしぼって会話を始めます。途中でいいたい英単語がひとつどうしても浮かんでこない!だからそこは、「こんな感じの弊害をもった生徒もいる」なんてエクイバレントに答えます。言い終わったあと、ふとその英単語を思い出したので、「Oh, that is "Asperger’s syndrome. I remembered.」とポンと言いました。(たまたまその時ちょうど読み終わったPB本が「The Girl with the Dragon Tattoo」だったのでちょうどよかった。)

質疑応答は2人の面接官から各ひとつづつの質問に答えることで終わりました。それで外国人の面接官の方が、「これで終了です。席をたって教室をでてもいいですよ。」みたいなことを言われた時。私はまだ面接のトピックカードを持ったまま。はじめてでよくわからないので、持ったまま「これ持ってかえっていいですか?」と聞くと、
二人とも笑って、「ダメですよ~。置いていってくださいね。」といわれました。

この時点で「なんでこの人受かったの?」と思われるかたもいらっしゃると思います。自分でも思います。もうこれ以上体力がもたなくてどこかの八百万の神さまの一人が「何年も受けてるし、もうこのへんで合格にさせてあげよ。」と許してくれたとか、はては、たまたまラッキーだったのかもしれません。だから、「英検にギリギリ受かる法」と思って読んでもらって全然かまいませ~ん。でも、気をつけたポイントが合否に大きく左右したことははっきりといえます。これは私一人の意見ではないので大丈夫です。

そう、英検2次の面接は、「受験生の専門知識」を推し量るテストではありません。あくまで「議論しやすい社会的な事象を通じて英語で会話が成り立つか。」を見ているからです。だから、その専門性は実はそんなに問われていないと思います。「このことについてどう思うか?」と聞かれた時、答えに窮したら英語で「そのようなことを日本社会で経験したことがないので、立場的に理解できないので、わからない。」と答えてもいいのです。答えの中身ではなく、いかに「応答」できるかを見ていると思います。実際に私がそうでした。知らないと言ってもいいと思います。そこをなんかあたかも知っているように矛盾したことを言って詰まってしまうより、あっさり認めてしまってから。(開き直って)なぜ、しらないかを少し足せばいいのではと思います。もしくは、言っているうちに詰まってしまたとしたら、「なんか自分でも矛盾してると思います。おかしいですね。」と英語で言うことが肝心です。

言い換えると、普段もしネイティブと英語で会話できるとしましょう。例えば、この前ハイチで大地震が起きた時に
私がネイティブの人と交わした会話です。

以下、英語で交わされたものです。

私:「知ってる?ハイチで大地震が起きたって!」
相手:「ええ~!知らなかった。どれくらいの規模なの?私の故郷の近くだからスゴーク心配。」
私:「デイリーヨミウリには500人って書いてあるけど、日本のテレビのニュースではもっと増えてたよ。」
相手:「何人ぐらい?」
私「「うーん、忘れた。1000人は超したと思う。」

以下省略


と、数字が明らかでない、自分の意見ではないことを英語で会話しました。この会話のちょっとむずかしめの会話を私は英検の会場でやっただけです。情報があいまいでも会話が成り立つ。それが一番のポイントではないかと思います。それは実際付け焼刃ではできません。普段からテレビのニュースに対して思っていることをへたでも英語に置き換えて言う感じです。普段英語をちょっとでもそのような形で使う機会があればあるほど合格率はあがるのではと思います。相手のジャブに対してちゃんと対応できる会話力です。それは机上だけではやはりできないので、2次で苦しんでらっしゃる方はそのへんの練習をするのが一番だと思います。機会がなくて一人だったら、お風呂で「一人英会話」でも効果があると思います。

実際、2次の待合室でそんな人をみかけました。ipodかなにかを聞きながら、「Oh, yeah.」「Really?」とかけっこう大きな声でシャウトしたかと思うと。「Oh, my God!」とか歌を歌ったり。人前でやるとちょっとみなさんびっくりでしたが、その方はご自分の聞いている音声に反応して「一人英会話」していたんですね。どうか合格されてますように。いや、ちょっとびっくりしたんですけどね。でも、それぐらいの気合で家で練習すればいいじゃないかとミョーに感心しました。まあ、私なら面接では、oh, yeahとか、oh, my God.は使いませんがね。

それと、英検1次の実力はまあだいたいアメリカとかの高校程度から卒業程度?ほどの英語力。会話とリスニングはもっと劣る。1級が頂上では決してないんですね。今それをひしひしを感じています。やっと門をたたいてあけてもらった感じです。やっと会話のカヤの外から中に一応いれてもらって、話を聞かせてもらえるような状況。
いやまたカヤの外に追い出されたかも?でもあまり恐れすぎるのもよくないような気がします。英検をちょっと高すぎるプライベートレッスンみたいな気持ちで行ったほうがかえっていいかも?私はうれしさあまって、(7年以上待ったので)笑顔満開でした。笑顔で受かったか?

それと大事なことをもう一つ。私は時事にとっても弱いです。普段からテレビはほとんどみません。かわりに夫はテレビが大好き。私はテレビがついていてもPB読んだり、インターネットを横でしたりしています。中日と巨人がどっちが勝っているかもテレビついていてもわかっていない。でも、たまにニュースなんかを横で見聞きして、その時に夫と話をします。勿論日本語で。「独居死が増えてるって。どう思う?」と意見を言い合う。「尖閣諸島の問題ってそもそもどういうこと?」とか、「鳥飼久美子教授の記事がおもしろかった。読んでみて!パパこれどう思う?」といった感じでできる範囲で自分の意見を言うようにしています。(と、いいながら彼が見る「お笑い」番組の横でついバカ笑いしてる自分に気が付きますが・・・毒されます。)

そう、普段から日本語で意見が言えることが大事だと思います。以前に書いたことですが、「中身がなければ、会話はなりたたない。」日本語でも英語でも同じです。あやふやでも思うことでも口にだして言ってみる。すごく大事だと思います。さあ今日からテレビに向かって池上彰さんとお話をする気持ちでお話してはどうでしょう?まず「へえーそうなんだ、知らなかった。」を英語にしてみる。こんなたわいのないことも大事だと私は思います。

さて、ここまでで一応「英検シリーズ」は一段落。読んでくださってありがとうございました。すこしでもお役に立てることを願って書きました。みなさんは私のような遠回りをせずに栄冠を勝ち取ってくださいね。私もこの記事を書く時間を次は自分の勉強時間に当てて一緒にがんばります。

この記事がおわるとまた、閑古鳥のなくブログにもどるだろうけど、細々と英語学習続けて行きたいと思っています。

お昼食べたら、仕事にいってきま~す。

2014年7月追記:再受験してまた奮闘記2を引っ越したブログで書いています。よかったら参考にしていくださいね。
http://readaloudlife.blog.jp/archives/1006013266.html 
あなたの合格を祈っています。