英検1級合格までの道 リーディング編 (3)

さて、前回まではリーディング編として、どう勉強したかを書かせていただきました。

とったアプローチは2つ。時事英語と小説。どちらも量をこなす。
英検の問題にまだまだ慣れない方は(私もいまだに慣れませんが・・・)ニュースの音読をおすすめします。なれてきたらスピードもあげて読んでください。音読と、別に黙読もしてスピードをつけることもできたら理想的です。

というのは、音読のスピードでは試験を処理するのにギリギリだからです。試験での時間配分では長文読解に一番時間を要します。しかもここが一番の得点源なのでおろそかにしてはいけない。でもここで時間をとりすぎるとあとのエッセイで必ず時間が足りなくなるからです。苦しいですねえ。私の場合はエッセイにだいたい30分強残して問題を解くことが多かったです。本当はエッセイに40分と言われています。でも長文でその10分をカットすると、たいてい点数に結びついていないことが多かったです。だから、エッセイに40分を目標に実際は30ちょっと35分ぐらいでしょうか。で試験を解いていました。

ニュース英語を読む勉強はおそらく英検1級に関する限り避けて通ることはできないと思います。なぜなら、日本語とは違う英語の論述の仕方、構造が学べるからです。私はずぼらな自分の性格と子育て中の子供が2歳~小学生低学年の最中の受験勉強だったので、机上の勉強というのをほとんどしていません。(いやぜんぜんしていないわけではないですが。)だから、偉そうにいえませんが、できれば一つの記事にしっかりとマーカーをつけて、要約を作るぐらいの勉強をどこかにとりいれるべきだったと思っています。実際にそうやってすごく力をつけてらっしゃる方を何人か知っています。社説の要約をやった方、海外のニュースの要約を合格後もずっとしてらっしゃる方。(尊敬しています)難しいですが、遠回りに見えて実はすごく力がつくのではと思います。

あと、私ができなかったもう一つ大切なこと。ずぱり「過去問を解く。」です。わたしができなかったのは、ほとんどの問題を本番で解いてしまっているからです。準1級を受かられてぐらいでしたら、まだこれは試験前までとっておいて、まずニュースの音読で英文に慣れる。毎日すれば、英語脳も活性化されて、すこしずつ理解度もましてきます。同時にボキャビルもしていればなおさら、もともとの力によりますが、まずは1ヶ月。ボキャビルとニュース英語音読最低30分やってみてください。脳みそがなんか変わっていくような感覚がでてきます。それから過去問に挑戦してみてください。時間を測って。それでまだ5割を切るようでしたら、トレーニングを重ねる必要があると思います。そこで要約等を効果的に使う。サイトラでもいいと思います。(段落ごとにざっと読んで日本語で口頭で要約していく)

ニュース音読、要約、過去問。3つの柱ですね。

それと、もし余力があれば、ペーパーバックを読むことを再度おすすめします。私は英語の小説を読むことでなんとか英語への情熱を保ってきました。ペーパーバック1冊完読することができれば、最後の長い長文もあまり「長い」とは感じないと思います。多分。読むときには自分のレベルに合う小説がいいと思います。「お、わからない単語はあるけど、結構よめるかな?」と思うもののほうがいいと思います。多くの方がおっしゃるとおり、ハリーポッターはとてもいいと思いますし。私もはまったトライライトもとても読みやすいです。最近ではポイズンスタディというのもかなりおすすめ。本も最初はぼやけた感じで読んでもいいと思います。情景を思い浮かべながら読む。よく、すすめられている読み方は、それを2度3度とよみ返す方法です。私もハリーポッターはいくつかは2回読み返しました。(不死鳥の騎士団だけは無理。長い。)

そう、英検1級をめざす方に最もふさわしい多読のレベルは欧米のティーンエイジャーが読んでいるものなんですね。あと、他の言語の翻訳本もいいいかもしれません。とにかく英語に触れる時間を増やすにはもってこいです。何度もでてくる言い回しも辞書なしで覚えてくる。(ハリーポッターの呪文は英検1級レベルの単語だらけ。アブダカダブラは違いますよ~。)

本を読んでいて、感じるのは、英語を使うときになんとなくこなれた英語が出てきているんでは?と感じることです。まあ、英語圏に住んでいるわけではないので、気のせいかもしれませんが。(笑)でも、大量に英語に触れることで英語回路をすこしずつつなげてくれていると信じています。それと、ネイティブと話が弾みます。本と映画は特に話題を提供してくれるいいツールだと思います。いくら発音がきれいで英語が上手でも、話す内容がなければ意味がありません。それは日本語でも同じですね。

まだ本をたくさん読む前に知り合いのネイティブに「英語を母国語としない人と話していて、こ101002_1634~01の人英語が上手だなと感じるのは、その人がたくさん本をでいるかどうかだ。話すとすぐ分かる。だからたくさん英語で本を読むのがいいと思うよ。」とアドバイスを受けました。当時は子供を妊娠中。ちょうどハリーポッターを読み始めた時でした。やっぱり中身が大事なんですよね。

←うちのコーヒーテーブルの飾りとなりつつある「TIME」。(笑)今週の特集記事は面白そうなのでなんとか読んでみようかと思っています。妊娠にまつわる科学的な話のようです。横にあるのは現在読んでいるペーパーバックです。もうちょっとで200ページ。これを越えれば展開がもう少し早くなるはず。










2014年10月追記:再受験してまた奮闘記2を引っ越したブログで書いています。よかったら参考にしていくださいね。
http://readaloudlife.blog.jp/archives/1010698522.html
あなたの合格を祈っています。