兼業ママの英検1級奮闘記 第三弾 その⑤ ライティング編

英検奮闘記が続きます。興味のない方には申し訳ないです。もうしばらくで終わりますからね。ちょっと我慢してくださいね。

受験した直後の英検シリーズなので「angelさん、臨場感あふれ、実践的」とコメントいただきました。嬉しいです♪お役に立つといいなあ。

昨日はドラフト会議でしたねえ。我が家の日常なんですが、毎年かならずドラフト当日には夫が家に帰って開口一番、

「今年も僕指名されへんかったわ」というのが定番です。

ってあんた(汗)おっちゃんやし、生涯一度も野球してないやろが。なぜか、ドラフトの日にはドキドキしているうちの夫の能天気さにありがたやと思う我が家の日常でした。え?しょうもない?すみません。

昨日はドラフト、今日は英検1級1次発表でした。私はドラフトよりドキドキです。

ライティングは結果が出ないと検証できませんしね。

ということで、ライティング編です。

英検を再び受験しようとしたきっかけになった一つがこのライティングです。

「締め切りに迫られないとできない」 状況を作り出すためです。そう、宿題や、試験がないと勉強しない私の生徒たちと全く同じ(汗)IELTSでは自分を追い込めなかった反省を込めて申し込みました。

それなのに、エッセイを書いたのか?あんた。と聞かれると(汗)

実は申し込んだ翌日ぐらいに書きました。書きっぱなしです。誰にも添削もしてもらってないです。

去年合格した時は何十本もエッセイを書いてはオンラインレッスンで添削してもらっていました。英検の勉強の一番大きな柱にしていました。今年はそれがなかなかできない。仕事が増えましたしね。

で、それ以降は書けませんでした。 くすん。

4技能のうち今回きちんとやろうと思ったもう一つが「リスニング」。これで机に向かう30分を使うと、

ライティングように机に向かう余力があまり残っていない私がいました。

ご存じのように私はながらで英語をやるのがほとんどです。通勤時間や家事をしながらがメイン。それ以外は眠気を抑えるためにやりはじめて自分の英語の柱になってしまった、

大量の音読。

どこかで4技能を兼ねるものをできるのは、私にはやっぱり音読しか残っていないんですよね。

私が音読しているのは、単語、短文、長文の3つ柱だとはよく書いているのでご存じの方もいらっしゃると思います。

英検の前にはこの3つを「英検仕様」にしただけです。

おさらいすると、単語→パス単、短文→そのまま「よくばり英作文」、

のこりの長文はこのところは「大人のための知識と教養の英会話」というのをやっていました。ここを前回は「文で覚える単熟語1級」にしてました。その時の自分の目的で臨機応変に変えています。

普段の「長文音読」を違うものに入れ替えました。使ったのはコレ。
自分なりに気を付けているのは、「初版年月日が新しいもの」です。情報が新しいもの。これは去年出たばかりです。最近のテーマや傾向に沿ってある程度は合わせているはず。

これをひたすら音読していました。これを一日1本全部で30回と決めて只管(ひたすら)音読。秘策でもなんでもないですね。

ただのいつもの音読生活の延長です。

書くことができないのなら、こうしよう。そう、

エッセイの型を叩き込むことが目的でした。私はいきなり暗記ができない体なので、音読するしかありません(笑)おばちゃんはつらい。

長文を音読やシャドウイングすると、実はリスニングや読解にも効果があることを自分で実感していたので、一石二鳥どころか、三鳥を今回は狙いました。それ以上の時間を捻出するのは無理だったので、この方法しか思いつきませんでした。でもうまくいくのかもわかってませんでした。

この本のいいところは、エッセイの書き方が最初に丁寧に解説されているところだと思います。「エッセイ?何?書いたことないー」といきなりモデルをコピーする前にここをよく読むといいと思います。型の作りから、イントロ、ボディ、コンクルージョンの作り方。短いながらもボディをどうやって説得力あるように重ねづけしていくかが書かれていて、とても勉強になると思います。

この本には10のエッセイの賛成と反対の両方のモデルスピーチ20本が収まっていて、音声もダウンロードして利用できます。これを毎日

①通勤の車で音声をシャドウイング
②家で素読

で20本をやりました。3週間前から逆算してぎりぎり間に合いました。仕事や体調の加減でずれ込んだときは2本とかやったような。家だと音声と同時読みもやりました。

この本のもう一つのいいところは、エッセイの内容に対しての解説がついているところです。なぜそういう理由にするかとかにスペースを割いてくれています。付録もついていて使いようによっては価値が高いかも。

欠点というか、なんというか、やっぱりこのレベルのエッセイを書こうと思ったらかなり力がないと無理かなというところです。「こんな構文やイディオムなかなか自分の中から出ないかなあ(汗)」というもの。それはどの模範解答でも同じですからね。

しかし、これはそこもなるべく意識して作られているのではとも感じられました。なぜなら、この本はエッセイの型がある程度決められていて、やり進むうちに同じような表現だったり、同じようでも、少しずつ変えて出してくれていたりと結構考えられているのではなかろうかと思いました。

この音読の目的は実は上に書いた3鳥、リスニング、読解、エッセイ対策だけでないことにお気づきでしょうか。

そう、実は2次対策も兼ねています。面接はエッセイをもう少しぎゅっと詰めた感じなので、型を頭に叩き込む目的がありました。4鳥ってのも変ですが。

試験当日はいつも通り語彙から順位にやって、エッセイを一番最後に書きました。そのスタイルが好きです。単語と長文をやって、いろんな語彙が頭にざっと巡ってかえって英文を書くときにより英語脳になってるような気がするからです。これはそれぞれですね。

エッセイをまとめます。

書き始める前にメモに日本語で箇条書きして、何を書くかだいたいまとめてから書き始めます。ここで3分から5分かけます。

イントロは2文か3文。お題のパラフレーズが理想的です。

ボディは3文か4文で理由→例→ボディの結論と3段階で畳み込み作戦。

コンクルージョンも2文か3文イントロのパラフレーズで単語を動詞→形容詞という変形で同じことを言いかえるものです。

注意:200語は短めのエッセイになるので、pro and con (賛成か反対か)の立場をはっきりさせて、説得力を持たせることが大事です。

それと、もちろん自分のひな型を用意しときます。First,   First of all,  The biggest reason is とか、for example, for instanceとか、In conculusionとかの型です。

と自分では意識していたものの、

書き出したら長くなってしまった(汗)

ボディ3つで最後の2行ぐらいまで使ってしまいました。で、結論が実ははみ出してしまったのです。どう考えても200語は完全に超えています。

英検は200語前後なら、短くても、内容でいい点数がもらえます。(IELTSは最低でも250語を超えたほうがいい)だから簡潔にかけばよかったのですが、仕方ない。

書き終わった後、「あーあ長いじゃん」と思いながらミスがないかみなおして、すぐにリスニングの先読みに移りました。

こんな感じだったので、いったいあれで何点もらえるのかわかりませんでした。コワかったのは、自分が実際に本番に近い形でエッセイを書いていないということでした。

結果は、

なんとか20点は超えてたみたいです。詳細がわからない。それ以外の採点がまちがっていたのかな?奇数で点数ってでましたっけ?

ライティングだけは時間に追われて当初思ったような勉強はできませんでした。もっとやらないといけない箇所だと自分でも思っています。

以上ライティング編でした。

しかし今回から千点単位で点数が出るんですね。これまたよくわかりませんが、私は点数が目的じゃないので、点数はぼやかしときますが、参考にしていただくのに、まったく数字がないのも説得力がないかなと思って少しだけ書かせていただきました。

この点数制度にしてから、リピート受験者が増えているのではないかと。それでますます難しいという声をいくつか聞いたんですが、それこそ英検協会の思うところなのかも。一時かなりTOEICに押されて人気が陰り気味だった英検ですが、それを奪回すべく打ち出したのでしょうかね。エッセイも下の級に導入が決まって、今のご時世に合わせたので、全体的にレベルアップなのでしょうか。

英検リピーターに対して風当たりが強くてちょっと怖いんですが、リピーターは試験会場にいかれた方ならわかるかもしれませんが、もともといらっしゃいます。私も毎回思うのですが、「このおじいちゃんおいくつだろう・・・・」みたいな方々がたくさんいらっしゃるんです。有名な英語の先生も受けているとも聞いたことがあります。英検道場の有名な先生も受け続けて指導をされていたと聞きました。私も生徒を持つ身なので、全く同じ気持ちでした。
他の受験生の合格を奪い取るというような気持ちは全くなかったことをここに書かせていただきます。

それに英検1級はそんな生半可な気持ちでは合格できません。

私は10年以上1級の1次に泣き続けてきました。でもそれを誰かのせいにしたことはないです。

再挑戦がなければ、このブログの記事も生まれていませんしね。どうか少しでもお役に立つことを願って書いているつもりです。受けるなと暗に言われると、ちょっと悲しいです。1級に受かったら英語力がそのまま、うなぎ上りだということはあり得ませんから。私はその上に行きたくてもいけないからあがいている最中でもあります。指導者として本当に実力を持っておかねばならない身。余裕なんてないです。

このところ、4技能が見直されているということもあるかもしれません。会社の採用も英検にもスポットが当てられるようになってるとも聞きました。

以上、ライティング編とついでに自分の1次ご報告でした。

2次面接まであと約2週間。受かられた方は今日から是非スピーチ対策をしてください。私も思わず自分の昔の「面接編」を読みました。古い情報でよければまたご参考にしてください。

1次試験のほうがいろんなことを同時にしないといけないので、私にとっては1次が山です。体が悲鳴を上げます。

もし1次がだめだったとしても、

今までと同じ。

毎日英語読んで、聞いてる自分がいるだけです。悔しい気持ちでも、嬉しい気持ちでも(それはほんとに一瞬で終わります。今回はちょっと悲しい気持ちです)

受かろうが、受かろまいが、あなたと一緒にまたてくてく歩いています。今までと同じ。

よければ一緒に頑張りましょう。

読んでいただきありがとうございました。

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