Child 44

やっぱり映画見たら書きたくなります。映画を独立させて書いてみます。

映画ってだいたい2時間という枠が必要なので、主婦ってなかなか時間を取れないですよね。映画館に行ったりするともっと時間かかる。でも大画面は臨場感があるのでそれは魅力の一つです。音もいいですしね。

映画化されると、原作のあるものはそれがもちろんベストセラーに上がってきます。で、つい手に取る。読む本が枯渇することも多いのでなおさらです。

この原作は、洋書コーナーのある大きな本屋さんで見て、映画化されているのを知って読み始めたもの。よく本屋さんに行くようになって選択肢が増えました。 

原作は、いろんな要素が入っていてすごく面白かったです。止まりませんでした。

社会主義の見張りあう社会の恐怖。その中で起きる殺人事件は、資本主義の世界に毒された人が犯人とされて、パラダイス(社会主義)に犯罪はないのだと装う。異端者は徹底的に排除されて、ユートピアは作られる。というなかなか暗部のあるお話と、犯人探しと、そして徐々に育っていく愛情、共感がうまく描かれていました。主人公がなんだかんだ言っても人情味があるのがよかったです。

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リドリー・スコットが手がけてるので、重厚なんだろうなあとは思いました。表紙にゲイリー・オールドマンも出てましたしね。こういう骨太なのはけっこう好きなんですよねえ。

ドラマにしてもいいぐらいの話だと思うので、2時間17分ではまとまらないのはわかっていたんですが、決定打のエピソードを抜いていたのにはちょっとびっくりしました。まあ映画だと突然すぎて逆に違和感あります。英断されたんだと思います。しかも映画を見ただけでは、なかなかわかりにくいのではなかろうかというのが印象です。ソビエト時代の鉄のベール中の話はケン・フォレットのEdge of Eternity(3部作の3巻)読書ブログ  
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でもよく似た状況を描いてくれるので見てて違和感はありませんでしたが、そういう背景知識なしに見るとわかりにくいところもあるかもしれません。



主人公のトム・ハーディーという人はなかなかよかったです。イギリス人ですが、英語変えてるのわかりますね。ソ連の組織の花形から追放者へと転じながら、あたたかい一面を併せ持つ感じがでてました。ゲイリー・オールドマンはバッドマンで出てきた時みたいにいいおじさんでこれまたよかったです。 ロシア系の役柄をやるのはこれが初めてじゃなかったと思います。

奥さん役の人はドラゴンタトゥー女、スウェーデン版で一躍有名になった俳優さんですね。本のイメージとちょっと違いました。いやあれだけ役が違えば当たり前ですね(笑)イメージとしてはもうすこし柔らかい感じを描いていた私です。夫婦がほんとうに夫婦になっていく過程をもっと原作に忠実にしてくれたらよかったのに。

そして、最後の最後にまたGOTラニスターおじさんがでてきてにんまりしていた私です。ロシア語訛りじゃないのはこの人ぐらい?(笑)しかし、名前覚えろよ、自分(汗)ヴァン・サン・カッセルといい、ヨーロッパの俳優さん固めて、画面が暗くて、感じはすごく出てました。

原作がいいですわ、原作。 

しかしですね。これは英語がなかなかタフです。ロシア語訛りの英語を聞いたことのある方はわかると思いますが、英語ネイティブスピーカーの俳優さんまでも、ほとんどの人が「ロシア語訛り」っぽく話すので、原作を読んでいたとはいえ、字幕に頼らざるを得ませんでした。audibleではたいてい一人のナレーターなので、そのうち慣れちゃうんですが、複数にやられると、まだまだ対応できません。字幕から目を離すようにはしていたものの、字幕でチェック自分がいました(笑)ロシア語なまりの主人公はいい感じですがね。かえって人情味あふれて見えた。

やっぱり映画っていいですねえ。しばし現実の世界から離れてロシアで過ごせました。まあこの時代は行きたくないけど。

読んでいただきありがとうございました。


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