ご褒美

今日もお越しいただきありがとうございます。

そろそろ年度末です。わたしも年度末な感じで仕事を持って帰ったり、いろいろやっています。
私はただの非常勤講師で、ただの歯車のひとつに過ぎない。お給料も高くないです。どれだけキャリアを積んでも大学出て同じ立場に立った若い先生とお給料もずっと同じ。いくらがんばっても昇給もありません。学校によっては契約年数の上限がある場合もあります。

ときどき虚しさを感じちゃったりもする日々です。

でも、この仕事をしていてひとつ、とびきりいいことがあります。

私にとっては、それがあるからこの仕事が続けられると言えます。

それは生徒の言葉です。

提出物に今回だけ、コメントを書く欄を設けました。もう何年もそういうことは続けていて、ひとクラスに何人かの子は「先生ありがとう」「授業おもしろかった」などと書いてくれます。

今回はけっこうたくさん書いてくれる子がいました。ちょっとびっくり。

そのメッセージにはたくさんのかれらの思いがありました。

「先生が授業中に音読をたくさんさせてくれたから、楽しかった」

「音読を取り入れて単語を覚える方法を教えてもらって勉強したら、テストで満点近い点がとれました!先生ありがとう!」

「自分の理解度が足りないと思ったけど、先生は質問がとてもしやすくて、なんでも聞けて英語が好きになった」

「授業のあいだにしてくれる雑談がためになった。おもしろかった」

「先生が話してくれたことに考えさせられて感動した」なんてのも。

うるうる。

ほんと、職員室で一人で読みながら目に涙がうるうると。みんなたくさん書いてくれたので、返事を書くのに時間がかかりました。ああ、感動しました。

いつも思うのは、

一生懸命は伝わります。本気になってくれる大人を子供は敏感に察知します。気恥ずかしい言葉も実は聞いていないふりして聞いています。

たくさん褒めてあげたことは子供たちは忘れません。

この間聞いたいい話を子供たちに最後の授業でしました。子供の塾の先生が言っていたことをお借りして自分流にアレンジしました。

「君たちはたくさんの人に支えられていままで生きてこられた。ありがとうとぜひ言ってね。お父さん、お母さん、そして先生や友達にも。

ありがとうはものごとを変える力があるんだ。たくさんありがとうというとたくさんいいことがあるんだよ。

そして、君たちが大人になったとき、こんどは君たちが「ありがとう」と言ってもらえる人になってほしい。

先生からも、君たちに言いたいです。ありがとう!」

子供たちは黙って聞いていました。そのときは誰もなにも言わなかったんです。でも、ちゃんと心の中で反応していたようです。それがメッセージとなって戻ってきました。

お金で買えない贈り物。

1年間がんばった最高のご褒美です。



ありがとう。

先生はまた歩き出せるよ。

読んでいただきありがとうございました。

お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。