さて、前回ちらっと書いたんですが、この半年間自分に使命を課して英語を勉強してきました。
毎月かならず一定の時間を英語に費やすこと。ブログがなかなかかけなかった理由の一つです。勉強時間を減らさないと書けませんでした。
スタディプラスを始めたのは英検1級に1点差で1次突破ならずに、そのあとあわててやりだしたIELTSの試験勉強がきっかけです。「何時間やって1点」みたいなことを見たので始めてみました。自分で時間を計算する時間がもったいなかったから。でも時間切れであまりIELTSに特化した勉強は出来てませんでしたが(笑)
1月末から始めて、最初の3ヶ月ぐらいは勉強時間を徐々に増やして行きました。そのあと、再び英検1級再合格を目指して勉強を本格化させた時に、自分では不可能だと思っていた時間を英語に費やしていることに気がつきました。
やればできるんだ。
仕事をしながらでずっと家にいなくても、お受験真っ只中の子供がいても。
ながらでも、集中できる時間が少なくても、英語力を伸ばすことは可能である。まあほとんどの人がない時間を振り絞っているので当てはまると思います。そういう意味では、私のながら勉、隙間勉も参考にしていただけるかも。
そこから、「子供のお受験が本格的になるまでマラソンをしようと」と決めました。そしてちゃんと向き合っていなかった試験に正面から向き合おうと。半年ならできるかもと5月から毎月200時間を超えることを自分に課してやってきました。
そのマラソンを昨日走りきりました。半年頑張った記録です。
2014/05 | 2014/06 | 2014/07 | 2014/08 | 2014/09 | 2014/10 | 2014/11 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0分 | 0分 | 0分 | 0分 | 0分 | 0分 | 0分 | 0分 | |
127時間 3分 | 84時間 43分 | 90時間 13分 | 93時間 54分 | 93時間 9分 | 87時間 31分 | 0分 | 576時間 33分 | |
30時間 19分 | 33時間 7分 | 34時間 43分 | 38時間 30分 | 21時間 45分 | 33時間 33分 | 0分 | 191時間 57分 | |
23時間 49分 | 8時間 42分 | 6時間 17分 | 23時間 19分 | 23時間 46分 | 19時間 27分 | 0分 | 105時間 20分 | |
11時間 52分 | 2時間 42分 | 2時間 32分 | 0分 | 0分 | 0分 | 0分 | 17時間 6分 | |
8時間 8分 | 4時間 22分 | 7時間 17分 | 0分 | 3時間 25分 | 2時間 5分 | 0分 | 25時間 17分 | |
3時間 35分 | 9時間 4分 | 11時間 35分 | 17時間 33分 | 15時間 8分 | 45分 | 0分 | 57時間 40分 | |
16時間 22分 | 21時間 4分 | 9時間 11分 | 0分 | 0分 | 0分 | 0分 | 46時間 37分 | |
0分 | 5時間 39分 | 0分 | 2時間 11分 | 5時間 21分 | 20分 | 0分 | 13時間 31分 | |
52分 | 30分 | 15分 | 8時間 8分 | 4時間 56分 | 18分 | 0分 | 14時間 59分 | |
0分 | 10時間 20分 | 50分 | 4時間 12分 | 30分 | 0分 | 0分 | 15時間 52分 | |
0分 | 10時間 51分 | 3時間 15分 | 16時間 26分 | 3時間 10分 | 1時間 30分 | 0分 | 35時間 12分 | |
0分 | 24時間 13分 | 40時間 38分 | 30時間 17分 | 32時間 20分 | 27時間 41分 | 0分 | 155時間 9分 | |
0分 | 0分 | 18時間 22分 | 38分 | 0分 | 0分 | 0分 | 19時間 | |
0分 | 0分 | 0分 | 0分 | 7時間 54分 | 34時間 7分 | 0分 | 42時間 1分 | |
合計 | 222時間 | 215時間 17分 | 225時間 8分 | 235時間 8分 | 211時間 24分 | 207時間 17分 | 0分 | 1316時間 14分 |
9が月のトータルでは1820時間です。だから一日にすると平均6時間半~7時間英語とつきあっていた計算になります。
スタプラを始めた2月以降受験した英語のテストはIELTS、TOEIC、英検1級です。IELTSは2回、TOEICは3回、英検は1回。普段の柱の音読プラス、特化した形で勉強を続けてきました。
見ていただいたらおわかりですが、試験前にその試験の勉強をしています。試験の結果は
IELTS6.0→7.0
英検1級再合格
TOEIC 3月950点 6月950点
TOEICの二つの点数はほぼ特化せずに受けた点数です。3月はIELTSと同時受験、6月は英検1次直後に受験しました。そのあと9月に申し込んでいましたが、子供の運動会だったので、10月に申し込んで受験しました。今年、いやしばらく受けないつもりで、TOEICに真摯に向き合いました。その結果は数週間後ですが、特化しないときのほうが出来た感じがしたので、点数は下回ると思っています。10月のTOEICはリスニングがやたら難しかったという印象です、それはほかの方も言っているみたいなので、自分の感覚は正しかったのかと安心しました。それと会場が広すぎて、音が良くなかったです。以前はスピーカーを数カ所につけてくれてました。全く同じ会場なのに今回は前面にしかなかった。まあそれはどんな状況でも聞けないといけないので、いい訳ですね。
まあ、済んだことだし、数字的には去年の10月に取った960点で履歴書の飾りになるので良しと思っています。2年有効ですしね。TOEICについてはやってよかった教材、イマイチだなあと思った教材があるので、またUPしたいです。でも点数悪いだろうから、気乗りしてませんが(笑)勉強して、普段より悪いと「何なんだ?TOEIC」となってしまいそうです~。それに特化してる間に、ずいぶんボキャブラリーが減った気がしますー。
普段はもっと洋書を読む生活だったのを、我慢しました。それでも読んでなかったわけではないです。ノルマの勉強が終わったら洋書を読むのをご褒美にしていました。9ヶ月間で読んで、聴いた本は20冊前後ぐらいです。これがなければ続けられなかったかも。試験勉強は潤いがないですからね。私には試験勉強だけをひたすらするのはちょっと無理です。楽しくないし。特にTOEICがしんどかったです。だから壁を越えられないのかも~。やっぱり本の世界が好きです。
ずっと勉強の柱は「音読」でした。来る日も来る日もこれと決めたものを何十回と唱える日々。一日に唱えるものは単語集、短文集、長文の3つの柱です。単語と短文は一日1冊音読して、長文は1文を一日10回から20回声に出して、読むというものです。音声と同時読み(オーバーラッピングです。私は自分で同時読みと呼びます)、シャドウイング、素読とその時々にあわせて組み合わせてやっていました。
音読はダメというのもどこかで見たけど、音源を使ったりしてやれば音読がどれだけ効くかというのも、証明できたのではないかと思っています。え?まだだめ?
この3つの音読の柱とポッドキャストが毎日の日課です。中身は英検が近い時は「パス単」「文単」。TOEICの時は「金のフレーズ」と変えてやりました。
いくら試験対策をしても、この3つの音読がなかったら、ここまで力を維持できなかったと思います。どれにも共通する英語の力という意味でです。たとえば、IELTSは特化した勉強を100時間して1点みたいなものを見たことがあるんですが、私が問題集をしたのは19時間弱。普段の基盤があって、少し特化して点を取るというアプローチをとりました。やっていて、自分には背伸びより、基礎が大事だと何度も確信した半年間でした。
英検やTOEICの問題集だけで伸び悩んでいる人は是非そこを見直して見てください。地味な作業が一番大事だと私は思います。
ここまで頑張ってきましたが、もうこれ以上この状態を続けるのは無理があるのであっさり、
11月からやめます。
え?マラソンをですよ。英語はやめてません。一応英語屋?のはしくれだし。毎月200時間超えはどうしても無理してしまいます。毎月夏休みならできますが(笑)
それと今後は子供のお受験が最終局を迎えるのと、違うことに時間が必要なことと、体を少し休める必要もあるかなと思ったからです。
途中挫折しそうな時は何度もありました。トラブルとまではいかなくても悩むこともありました。それでも歩みを止めずにコツコツやってきました。子供に「英語のほうが大事なんだ」と言われ、母に「もっと家庭に目を向けるべき。英語の勉強をやめて」と言われながら、それでも半年は頑張ると決めたので、やりきりました。自分にとってはすごく大変だったけど終わったことですしね。
朝は6時半から子供が起きるまで朝勉。家族がいる時で出来る時はポッドキャストを繰り返しながす。同じものを繰り返すようにしました。通勤の車の中でもやっぱりポッドキャストを聴いたり、同じ教材を繰り返しシャドウイングする。時間が余ったら、audibleを聴く。職場でも採点作業や雑用をしているときはポッドキャストを繰り返し聴く。台所に立つときもやっぱりイヤホンをつけて、ここでは集中できるので、audibleを中心に。
毎日リズムをつけて同じ時間に同じことをするようにしました。習慣として。
夕方子供を塾に送ったら、ちょっとだけ机に向かえたりもするので、その時に試験の過去問を解いたりしました。それもできるときとできないときがありました。一日にまとめて1時間もとるのはかなり苦しかったので、試験問題は細切れで解いて行きました。
この半年の頑張りを「なんだこれだけやってこの程度が」と思う人、「こんなこと真似できない」と思う人それぞれだと思います。私の状況とまた違う人にとってはこれぐらい出来て当たり前と思う人もいるでしょう。逆に、ここまでやって何が楽しいのかと思う人もいるでしょう。かわいそうにと思う人もいましたね。苦行とも言われました。たしかにTOEICの一部は私には苦行でした~。でも、たいていのことは、苦行でもなんでもなくて、私は修行と呼んでいます(笑)
さらに、共感して一緒に頑張ってくれた人もいるでしょう。このブログに来てくださるたいていの方々はそういう方だと思います。
どう思われようが、それは他人の意見であって、それが自分の英語の能力を上げるわけでも何でもない。他人の意見で、いい影響は受けてもいいと思いますが、それ以外のものにとらわれないようにすることが大事だとこの半年を経て学びました。他人のことをとやかく言っている間は自分の成長はありません。その時間を勉強に費やしたほうがよっぽどいい。
それから、自分が他人に与える影響も感じました。いい影響も、悪い影響もどちらも。もちろん私自身はいい影響を与えたいとしか思っていません。でも先程も申し上げたように、他人の心は他人のもの。違う意見があって当たり前。いくらこちらが心を砕いても離れてしまう人もいるのは仕方ないことです。
どちらにしても「変人さ」を貫き通すこと。これがテーマでした。
やってきて思うのは、なにか壁を越えようと思ったら、自分に厳しくしないとできません。「こんなことできない」と自分で思うことをやりきることが私にとっての壁を乗り越える方法です。今までとずっと同じ。
やりきる自分が大事。
それでダメなら、またコツコツ頑張るだけ。
いままで英語に特化して仕事につなげるという思いを支えにやってきました。娘が行きたい進路に進ませてあげたい。たとえば、留学したいと言われたら行かせてあげれるようになりたい。
自分の培った英語力が実際に職場で生かされるとき、「ああ、勉強してきて良かった」と思えます。若い先生にいろいろきかれたり、アドバイスを求められたりすると、信頼されてるんだ、自分の英語力を買ってくれてるんだと嬉しくなります。ネイティブスピーカーの先生が私が来る日を心待ちにしてくれる。そんな機会を得られるのも、英語でコミュニケーションをとることができるから。英語を通して自分の心が伝わるから。
だから自分の英語の力を下げることはできません。もっと上げていかないと。まだまだゴールは先です。英語が出来る人はゴマンといますからね。今年の英語の頑張りはこれで終わります。また体力をつけて、(漢方飲み始めましたよ!)新たに頑張る日まで。
最後に勉強で挫折しそうになった時、体調が悪くてどうしてもできないとき、心が折れそうになった時に支えになったのは、
励ましのコメントをくださったあなたです。ほんのちょっとした思いやりの言葉だけでどれだけ救われたか。
私がコメントが苦手でも、不器用でも、変人でも(笑)(実際は普通の人ですヨ。教壇に立って生徒と楽しく英語してます)励まし続けてくれた人がたくさんいらっしゃいます。
人は人とつながっていると実感させてくれた。
それだけのためにこのブログを書きました。一緒に頑張ってくれている人のために。
そして、今度はあなたが自分の壁を超える何かに挑戦してみてください。
この記事がひとりでもいいから誰かのやる気につながってくれればと願い。
大きな大きな感謝とともに
私の「半年英語マラソン」は終わります。
さあ、また一緒に頑張りましょう。
読んでいただきありがとうございました。
お返事できない非公開としてコメント欄をつけさしていただいています。カウントは常に(0)ですが、ちゃんと届いています。いただいたコメントはいつも感謝と共に大事に読ませていただいています。ご了承ください。